それから数十分後。
レジで客を捌きながら
違うことをぼーっと考えていた。
…さっきの返事、
何が1番適当だったんだろう。
こういうもうどうにも
ならないことを
ウジウジ考えるのをやめたい。
終始上の空で接客をしていた。
あの2人がどんな反応を
しているのかが気になって、
チラッと2人の方を見たりしてみる。
…すると、
星導さんとバチっと目が合う。
気まずそうに彼は目を逸らした。
彼らもこちらを見ていたわけだ。
……なんで?
〜〜〜 数時間後
私はこの後飲食店のバイトがある。
あんまりここで
時間を使っていられない。
死ぬほど気まずかったけど
話を切り出さないと
ここで時間を食われる。
急いで着替えて
私はコンビニを後にした。
【 hsrb side 】
彼女がいなくなったあとの
コンビニで、店長に尋ねた。
時刻は午後7時。
これから何のバイトなのだろうか。
ウェンが不思議そうに聞き返した。
彼女がバイトを掛け持ちだなんて、
前までは到底想像できなかった。
親に甘やかされて
育っているものだと思っていた。
俺は言葉を失う。
あのぶりっ子で耳障りな
声ばかりを出す彼女が、
何でそんなにバイトを?
ウェンも俺と同じように
疑問を抱いているらしい。
店長さんはゆっくり口を開いた。
………俺は、
しばらく言葉を発せなかった。
あのぶりっ子が?
俺は驚きと同時に
罪悪感が押し寄せてきたのを感じる。
…どうやって接するのが
正解だったのか、俺にはわからない。
でも、きっと間違っていた。
稀に見るhsrb main
よければぜひ!













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。