あまりネタバレしたくはないんだけど、タグを見返した方が良いかもしれないね
私は平凡な物語じゃ満足できないことを覚えておいてください。
キンッ!!
剣と剣が激しくぶつかり合う。
afeの剣を受け止めながら、ngは一歩も引かない。
ガキィン!!
再び火花が散る。
その横では、
ttがbrへ勢いよく斬りかかる。
brは余裕そうに笑いながら攻撃を受け流した。
一方で、
sheiはutiへ剣を向ける。
眠たそうだった瞳は、今は鋭く細められていた。
その言葉と同時に、二人の剣がぶつかる。
そして、
止めに走ろうとした時だった。
nnがあなたへ向かって手をかざした。
淡い紫色の光があなたの足元へ広がる。
光は鎖のように姿を変え、あなたの身体へ巻き付いた。
その場へ尻もちをついてしまう。
腕も、
足も、
まるで見えない糸で縛られたように動かなかった。
nnは笑う。
あなたは必死にもがく。
しかし、どれだけ力を入れても弱いあなたの力では鎖はびくともしない。
あなたの叫び声が響く中、戦いはさらに激しくなっていく。
ガキィン!!
そう答えるものの、呼吸は少し乱れていた。
その隙を見逃さず、utiが一歩踏み込む。
ガンッ!!
ngが何とか受け止めるが重い。
一撃一撃が想像以上だった。
ngも負けじと剣を振る。
しかし、
カンッ!!
剣を弾かれてしまう。
ngの体勢が崩れた。
smが助けに向かおうとする。
だが、
brが前へ立ち塞がる。
勇者パーティはそれぞれ四天王に足止めされていた。
あなたは必死に身体を動かそうとする。
鎖は外れない。
目の前ではutiがゆっくり剣を構えていた。
ngは剣を構え直そうとするが間に合わない。
鎖が光る。
その瞬間、
パキッ
拘束が解けた。
あなたは何も考えず走り出す。
誰かが叫ぶ。
だけど止まれない。
両手を広げて、二人の間へ飛び込む。
少しふざけるように笑ってみせた、その瞬間だった。
afeの表情が変わる。
ngへ向けて放とうとしていた拘束魔法が、あなたの姿を捉えてしまう。
光の矢はもう止まらない。
ドンッ
小さな衝撃がし、あなたの身体がびくりと震えた。
力が抜け、視界がぐらりと揺れる。
ngがとっさに駆け寄る。
倒れそうになったあなたの身体を抱き留める。
返事がない。
瞳は閉じられたまま。
ngの声が震える。
肩を優しく揺らす。
それでも返事はない。
勇者も四天王も、戦うことを忘れて一斉に駆け寄った。
afeは自分の手を見つめる。
青ざめた顔で、小さく首を振る。
utiが静かに呼ぶ。
その声にも動揺が滲んでいた。
誰もafeを責めなかった。
責められなかった。
一番苦しそうな顔をしていたのは、攻撃を放ってしまった本人だったから。
sheiがすぐにしゃがみ込み、あなたの呼吸を確かめる。
その言葉に全員が息をつく。
だが、
ngはあなたを強く抱きしめるように抱え上げた。
普段は冷静な彼の声が、今にも泣き出しそうなほど震えていた。
誰も、もう剣を構えてはいなかった。
そこにいた九人の願いは、ただ一つだけ。
あなたが、無事に目を覚ましてくれること。





















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!