第9話

09.
62
2026/07/17 12:56 更新
あまりネタバレしたくはないんだけど、タグを見返した方が良いかもしれないね
私は平凡な物語じゃ満足できないことを覚えておいてください。
キンッ!!
剣と剣が激しくぶつかり合う。
afe
afe
返してもらうよ
afeの剣を受け止めながら、ngは一歩も引かない。
ng
ng
お断りします
afe
afe
…そう
ガキィン!!

再び火花が散る。
その横では、
tt
tt
おらぁっ!
ttがbrへ勢いよく斬りかかる。
br
br
元気だねぇ
brは余裕そうに笑いながら攻撃を受け流した。
br
br
でもそのくらいじゃ俺には当たらないよ〜?w
tt
tt
言ってろ!
一方で、
shei
shei
失礼します
sheiはutiへ剣を向ける。
shei
shei
あなたさんを返していただくためです
uti
uti
…返さないよ
眠たそうだった瞳は、今は鋭く細められていた。
uti
uti
僕の魔王様
その言葉と同時に、二人の剣がぶつかる。
そして、
あなた
ま、待って!?みんな止めてよ!?
止めに走ろうとした時だった。
nn
nn
あなた
nnがあなたへ向かって手をかざした。
あなた
え?
淡い紫色の光があなたの足元へ広がる。
あなた
な、何これ…?
光は鎖のように姿を変え、あなたの身体へ巻き付いた。
あなた
きゃっ!?
その場へ尻もちをついてしまう。
あなた
う、動けない!?
腕も、
足も、
まるで見えない糸で縛られたように動かなかった。
あなた
nn!?
nn
nn
ごめんね
nnは笑う。
nn
nn
少しだけ我慢して
あなた
なんで!?
nn
nn
あなたが飛び込んできたら危ないから
あなた
だったら止めてよ!!
nn
nn
それは無理だね
あなた
えぇっ!?
あなたは必死にもがく。
あなた
ぐ…っ!
しかし、どれだけ力を入れても弱いあなたの力では鎖はびくともしない。
あなた
解いて!
nn
nn
駄目
あなた
お願い!
nn
nn
駄目
あなた
っ…!
あなたの叫び声が響く中、戦いはさらに激しくなっていく。

ガキィン!!
ng
ng
…っ!
sm
sm
ngさん!!
ng
ng
大丈夫です
そう答えるものの、呼吸は少し乱れていた。
その隙を見逃さず、utiが一歩踏み込む。
uti
uti
………
ガンッ!!
ng
ng
くっ…!
ngが何とか受け止めるが重い。
一撃一撃が想像以上だった。
ngも負けじと剣を振る。
しかし、

カンッ!!

剣を弾かれてしまう。
ng
ng
しまっ…!
ngの体勢が崩れた。
sm
sm
ngさんっ!!
smが助けに向かおうとする。
だが、
br
br
余所見しちゃダメでしょ
brが前へ立ち塞がる。
sm
sm
shei!
shei
shei
こちらも手が離せません!
勇者パーティはそれぞれ四天王に足止めされていた。
あなた
ngさん…!!
あなたは必死に身体を動かそうとする。
nn
nn
これはあなたのためなんだよ
鎖は外れない。
目の前ではutiがゆっくり剣を構えていた。
uti
uti
終わりだね。あなたは返してもらうよ
ng
ng
…っ
ngは剣を構え直そうとするが間に合わない。
あなた
ダメ…っ!!お願いだから…!
鎖が光る。
その瞬間、

パキッ
あなた
…え?
拘束が解けた。
あなた
!!
あなたは何も考えず走り出す。
nn
nn
あなた!!!
誰かが叫ぶ。
だけど止まれない。
あなた
私のために争わないでっ!!
両手を広げて、二人の間へ飛び込む。
あなた
もう喧嘩は終わり!!
少しふざけるように笑ってみせた、その瞬間だった。
afe
afe
あなた!!!
afeの表情が変わる。
ngへ向けて放とうとしていた拘束魔法が、あなたの姿を捉えてしまう。
nn
nn
しまっ…!
光の矢はもう止まらない。
あなた
え──
ドンッ

小さな衝撃がし、あなたの身体がびくりと震えた。
あなた
…あ
力が抜け、視界がぐらりと揺れる。
ng
ng
あなたさん!!
ngがとっさに駆け寄る。
倒れそうになったあなたの身体を抱き留める。
返事がない。
瞳は閉じられたまま。
ng
ng
あなた…?
ngの声が震える。
ng
ng
嘘ですよね…?
ng
ng
起きてください!
肩を優しく揺らす。
それでも返事はない。
tt
tt
あなた!!
br
br
魔王様!!
od
od
あなたしゃん!!
勇者も四天王も、戦うことを忘れて一斉に駆け寄った。
afe
afe
僕…っ
afeは自分の手を見つめる。
青ざめた顔で、小さく首を振る。
afe
afe
ちが…っ当てるつもりじゃ…(泣)
uti
uti
afeさん…
utiが静かに呼ぶ。
その声にも動揺が滲んでいた。
誰もafeを責めなかった。
責められなかった。
一番苦しそうな顔をしていたのは、攻撃を放ってしまった本人だったから。
sm
sm
息は!?
sheiがすぐにしゃがみ込み、あなたの呼吸を確かめる。
shei
shei
あります!
その言葉に全員が息をつく。
だが、
ng
ng
早く医務室へ!
ngはあなたを強く抱きしめるように抱え上げた。
ng
ng
お願いします…っ
普段は冷静な彼の声が、今にも泣き出しそうなほど震えていた。

誰も、もう剣を構えてはいなかった。
そこにいた九人の願いは、ただ一つだけ。

あなたが、無事に目を覚ましてくれること。

プリ小説オーディオドラマ