………あ、もう夕方か
罪悪感が…………
下に降りてみよう……今日一回も飲み物飲んでないし…………
ドン ドン ドン ドン
………なに………これ………………
リビングの真ん中に黒い塊が渦を巻いていた。
逃げないと、逃げないと逃げない逃げないと。
俺の直感が警告音を鳴らしている。絶対にやばい。
…………だけど、数週間歩くことすらしなかった俺が急に走れるわけがない。
俺はなすすべなく黒の塊に飲み込まれるしかなかった。
ピンポーン
ピンポーン
……………
おかしいな。いつもはこのぐらい経てば出てきてくれるのに。
ガチャ
…………ドア、開いてる?
なんで?優離さんが外に出ることはありえない………つまり……………
ドタドタドタ
……………
なんで?
よくないことに巻き込まれたんじゃ…………!!
(着信音)
ピッ
萌譜くんも来てくれるんだ……ありがたい………!
萌譜くんは俺たちの一個上で優離と同じ高校に通ってるめっちゃ頭のいい友達なんだ!
4人も来てくれるんだ………心強い………!
探し中
グニャン
グニャア
グニャン












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。