これでポーカーフェイスのその裏に。は完結になります。
実はこの物語のif線があるんです。
それではどうぞ。
そう呟き、夕日を浴びて橙色に光る屋上のフェンスをのりこえた。
あの体調不良の日、その症状自体は午前中に治り、お母さんに薬を貰った。
しかし、次の日からしんどくて仕方がない毎日を送っていた。
でも、僕の表の顔はそれを出すのを許してくれなかった。
気づけば、自分がわからなくなってしまっていた。
僕はフェンスを蹴り飛ばすと、そのまま空中に飛び出した。
幸い、下には誰もいない。部活生もみんな帰ってしまったから。
……………フェンスを蹴り飛ばした後、体が落下していくのを感じた。
その次の瞬間には、ぱんッッ‼︎と銃声のような音が鳴り響いていた…。
これでif線は終わりです。
この物語に当てはまる方もところどころいらっしゃるのではないのでしょうか。
ちょっとでも体に異変を感じた時に、自分の生活を見直してみるのが大事です。
皆さんも気をつけてくださいね‼︎
それでは‼︎
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。