第29話

ホグズミード
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2024/09/24 09:14 更新
(なまえ)
あなた
ねえハリー
私の事、好き?


私は涙で頬を濡らしたままハリーにそう聞いた。
自分でも気が狂ってるんじゃないかなんて思った。


でも、聞きたくなってしまった。
愛を確かめたくなった。

ハリーにだけでも、愛されたい。




ハリーは驚いたまま私を見つめていた。

しばらくすると、私を愛しそうな目で見て微笑みながら私の頭を撫でた。


一瞬、何をされたか分からなくなった。
好きかと聞いたのに、頭を撫でられるなんて思ってもいなかった。

私が不思議そうにハリーの方を見ると、また微笑んで私に優しい口調でこう言った。


ハリー・ポッター
ハリー・ポッター
泣いて疲れてるでしょ
もう寝な
ハリー・ポッター
ハリー・ポッター
おやすみ、あなた
(なまえ)
あなた
……うん


そう言って去っていくハリーを見て、私はただ頷くことしか出来なかった。






次の日、マクゴナガル先生からホグズミードに行けるということが私たちの学年に知らされた。


ホグズミードなんて行ったこともなかったからもちろん行きたいと思った。


(なまえ)
あなた
ハリー!
ホグズミード、いく?
(なまえ)
あなた
ハーマイオニーとロンは行くんだって!
ハリー・ポッター
ハリー・ポッター
僕、ホグズミードには行けないんだ
ハリー・ポッター
ハリー・ポッター
親からの許可証がないと行けないから
(なまえ)
あなた
あ…


私はその時やっとその質問が迂闊だったことに気づいた。


私が謝ろうとしたら、ハリーはそれを遮るように楽しんできて、と言ってくれた。



正直、ハリーと2人でデートのようなものが出来ると思っていたから衝撃だった。
ハリーがいないなら行く必要も無いと思った。


私はみんなが行くホグズミードには行かないことに決めた。


ハリー・ポッター
ハリー・ポッター
…あなた、ほんとにいいの?
(なまえ)
あなた
いいの笑
私が決めたことだから
(なまえ)
あなた
学校に残ってる方が2人きりでいられるしね
ハリー・ポッター
ハリー・ポッター
ほんとにうれしい、ありがとう笑


ハリーは最後まで渋ったが、理解してくれた。


私はハーマイオニーとロンを見送って、ハリーと2人きりであまり行ったことのない場所へ行くことにした。

ホグズミードではないけれど、これはこれでいいと思えた。


そして今日も、ハリーの彼女でよかったと思った。
それ以上もそれ以下もない想いだった。


しばらく雑談をしていると、ハリーが静かに口を開いた。


ハリー・ポッター
ハリー・ポッター
…最近、思ったんだけどさ
ハリー・ポッター
ハリー・ポッター
いや、本当は最初から気づいてた
(なまえ)
あなた
何を?
ハリー・ポッター
ハリー・ポッター
あなた
やっぱりルーピン先生のことが好きなんでしょ?






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