言われた通り、公園で待っていた。
けれど、中々来ない。
なので、自販機に売っていた缶ビールを
買ってベンチに座って飲んで待っていた。
コツコツ。
足音が聞こえた。
けれど、暗くて良く見えない。
知らないおじさんが話しかけてきた。
なので無視をして離れようとした。
そう言って私の腕を掴んできた。
逃げないように力を入れた。
そう言っても言う事を聞いてくれない。
あぁ、最悪だ。
こんな事になるなら待たなきゃ良かった。
そう思った時、誰かが助けてくれた。
そう言って手を離し
一目散に逃げていった。
会話が終了する。
お互い見つめあう。私は、その姿に見惚れた。
月明かりに照らされる彼女は
とても綺麗で、けれど
何処か儚げな姿に見惚れていた。
そう言って手を引かれる。
この手は嫌じゃなかった。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。