「 一緒に 食べる 」





　と 、約束したが その前に

　地獄である （絶望）

　ブリ猿の 可笑しな（お菓子な）案は 当然のように 却下される 。





　

　全員が 頭を働かせる 。




　さっさと 作業を始めて 、仕事を全て 終わらせたい 。


　それは 全員に共通することで 、必死に 頭を働かせている 。

　その案に 、次々に 賛成していく 。






　これで 、食事については 大丈夫そうだ 。

　その後 、役割をそれぞれ決め 順調に 料理をしていった 。






　わたしの 役割が 雑用なことは 言わなくてもわかるだろう 。











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　「 いただきます 」







　と 、手を合わせ 箸とお椀を持つ 。



　すぐに 口に ご飯を運べる ………… のは

　無理そうだ 。






　うるさい 。というか ウザイ

　お前らがうるさいからだよ ！！！





　と 、言いたい 。言わないけど

　・











　・








　・

　……… 、一番最初に 食べ終わってしまった 。






　毎日 、仕事（任務）のために 早く食べていたせいか 、癖がついてしまった 。

　無心に食べてたら いつの間にか無くなってた 。
　味すら覚えていない 南無 。

　いつの間にか 食べ終わっていた 猿 。








　食器は綺麗に 米粒1つ …… もはや 汁一滴すら 無かった 。

　


　え 、わたしを 超えるの ？（ 地味にプライドだった ）

　そんな陽気な考えを 覆すように 、猿は 話し始めた 。

　マネージャーは 2人いたらしい 。




　片方は 、ブリ猿のような ” いじめっ子 ”


　もう片方は 、真面目な ” いじめられっ子 ”








　よくあるような 、いじめ だった 。












　仕事を押し付けたり 、俗に言う カッターキャー ……
　過激な いじめをしていた らしい 。






　いじめられっ子が 、どんなに助けを求めても
　振り向くものは誰もいなかった……と 、










　結果 、飛び降り自殺をした
















　この呪霊は 、いじめられっ子から 出た 
　負の感情から 出来ているのだろう 。





　本当に 、猿は馬鹿だと そう思った 。










　そんなわたしの思いを知らないと 、猿たちは 真剣に 、悲しそうに話を聞いていた 。






　





　その目はどこか 、悔しそうな 寂しいような 、複雑な思いが
　その目に表されていた 。






　でも 、1つはっきりしている 思い 、






　





　後悔が 宿っていた 。

　その目に 、伴うように シンと静かになった 食堂 。

　急に 立ち上がり 、謝罪をする 猿 。

　向けられた視線が 、眼差しが 太陽のように熱い 。

　今にも 、反対の意見が 飛びかりそうな 場面でも
　ただ 、静かだった 。

　そう言って 、静かに 席に座る 猿 。













　猿の顔を見れば 、表情に変わりはなかった 。

















　四方八方から 向けられる視線 。












　敵対 、理解 、同情











　ただ 、前よりも







　同情の視線が 多くなった気がする 。

　そう言って 、頭をぽんぽんと 撫でてくる 猿 。






















　…… 汚らわしい

　何言っているんだこいつ 。


　わたしの顔は国宝級なのに 、これ以上どうやって大事に ……

　…… 、あれ メイクしたはずなんだけど








　まて 、もしかして 忘れてた ……… ？

　そう言って 、食器を持って 席を離れる 猿 。

　今日は 、恵に 全部任せて