岩本) おかしい !絶対おかしい !!
あなた) 何も変わってない !!!
大きな声で言い争う私たち 、付き合ってからこれが初めての言い合い
理由は私の匂いが変わったことらしい 。
一人暮らしをしてる私 、柔軟剤を変えた記憶も無い
だからといって香水を付けたわけでも……
あなた) あ 、
岩本) やっぱり心当たりあるんだ 、!
あなた) いやぁ 、クラスの子が私の近くで香水めっちゃふってたな…って 、
だから別に浮気でもなんでもないよ
そう告げるとうるうると目が潤んでぽつぽつと話し始めた
岩本) 感情的に怒ってごめんね 、あなたちゃんが取られたかと 、思った
今にも大きな目から涙が溢れだしそうな顔をするから優しく抱きしめて大丈夫だとあやしてあげる
あなた) 私は絶対照から離れないよ 、というか…離れられないかな
岩本) だって俺頑張ったもん 、
あなた) 頑張ってくれたから 、私もう照以外と恋できない
岩本) しなくていいよ
ぎゅ 、と抱きしめられる力が強くなった気がした
あなた) どこにも行かないよ 、ずっとそばに居る
岩本) 約束ね 、言質とったからね
あなた) だって卒業したら田舎行って一緒に住むって約束したでしょ
もちろんずっと一緒だよ 、なんて言って小指を重ねる
岩本) 将来が待ち遠しいや 、もう指輪買っちゃおうかな
あなた) はは 、さすがに早すぎ 笑笑
どうでもいい世間話も日々の宝物だ











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!