第5話

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2024/06/05 10:09

大吾side


スマホから鳴るうるさいアラームを止め、体を起こす。



大「 ……はぁ〜、」



提出の課題をしていたけど、


睡魔に勝てず寝たのを思い出した


今からやろう、そう思いスマホを明るくさせる。


そこで、俺は動きを止めた


満面の笑みを浮かべている弟が映っていたから。


流星にバレたらまずい。


俺は急いで設定を開き、ホーム画面の写真を変えた。



大「 ………… 」



気持ちを解放出来たらどれだけ楽だろう。


きっと本人は知らないし気づいてないと思うけど、


俺は弟、流星のことが好き。


けど、そのことは誰にも言ってはいけない


流星を守るために、


大切だからこそ、ずっと笑って過ごせるために、


今日も俺は、嘘の自分を貼り付ける。


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