第5話

君に会えない(女主様side)
278
2025/09/22 10:00 更新
家に帰り、洗濯物を回そうと天気予報を見ると数日間雨が降るみたいだった。
これでは洗濯物も乾かない。ついでに喫茶店にも行けない。
追い討ちをかけるように体調も崩すであろう。
若干の絶望を感じながら、お風呂を済ませ、洗濯を回した。
(なまえ)
あなた
あ、これ返さなきゃ。
私がPC作業をしていた時に、目薬を借りたことがあった。
大森さんは使ってていいと喫茶店にいる間貸してくれたのだが、急用ができてそのまま持って帰ってしまった。
(なまえ)
あなた
今頃困ってるのかなぁ、、。
かなりの大雨が降る外を見て私は諦めを感じた。
この雨では大森さんも喫茶店には来ていないだろう。
なら、次に晴れた日に返そう。
そのまま返すのも味気ない気がして、手紙の一つを付けてみようと思い立った。
スマホとスピーカーを繋げ、いつものプレイリストを流しながら似合うメッセージカードを探した。
(なまえ)
あなた
こんな文章でいいかなぁ〜?
元から考えることを言葉にするのは好きだったけれども、こんなに誰かに伝えることが難しかっただろうか。
適当な紙に何度も書いては消してを繰り返してやっと出来上がった文章は少し俗っぽかった。
出来上がったらメッセージカードと目薬を包んでカウンターテーブルに置いた。
雨の日はどうも気分が晴れず、大好きな炭酸水とプロジェクターで海外ドラマを見る。
プロジェクターで見ていたはずの映画は止まっていて、気づけば朝になっていた。
部屋干しの洗濯物を畳み、やけに明るい外をカーテンを開けて見るも小雨が降っていて外に出ることは諦めた。
やることのない休日。明日からの平日に耐えられるように私は大好きなLive映像を見返した。
私が知り合ったオフの大森さんはなにが好きなんだろうか。
彼を好きだと言うにはあまりにも彼を知らなすぎる気がした。
(なまえ)
あなた
明日は返せるといいな、

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