第3話

¿
63
2025/12/21 09:10 更新




暗い。


目を開けているのか、閉じているかも分からない。


足元の感覚がなくて、


立っているのか、座っているのか、それすらも曖昧。

no
".....ここ、どこですか"


声に出したつもりだった。


でも、返事は返ってこない。


代わりに、遠くで自分の声が聞こえた。

no
分かりました


はっきりとした、私の声。


胸がぎゅっと縮む。


違う。


それは私じゃない。

no
"やめて..."


唇が動いた感覚はあった。


でも、声は闇に吸い込まれる。


代わりに、また私が笑う。

no
大丈夫です


違う。


そんな言い方、しない。

no
お願い...


やっとの思いで言葉を絞り出す。


なのに、その声さえ、どこかに持っていかれる。

no
返して...


返してほしいのは、身体なのか、声なのか。


それとも______


居場所なのか。


分からない。


ただ、自分が自分でいられない感覚だけが、


ずっとここにある。

no
怖い...


それだけは、はっきり言えた。


暗闇の奥で、誰かがこちらを見ている気がする。


姿は見えない。


でも、確かに居る。

no
あなたが、私を動かしてるんですか


問いかけても、返事はない。


その代わり、遠くでまた私が誰かと話している。


楽しそうに、自然に。


みんながそれを"のあ"だと思っている。

no
私は、ここにいるのに...


声が震える。


涙が出ているのかも分からない。


拭う手も、存在しない。


このまま、誰にも気付かれずに消えるのかもしれない


______________もう戻れない。


その考えが浮かんだ瞬間、胸の奥が壊れそうになった

no
やだ...


やっと、はっきりした感情が言葉になる。

no
お願い...


闇に向かって、必死に必死に。

no
誰か助けて


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