第3話

“絶望”
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2025/07/19 12:42 更新
向かった先では、武装をした兵が数十人程と、
一番先頭に弓を持っている女性がいた。
今にも戦いが始まりそうな、そんな緊張感がこの場には漂っていた。
魔族達
魔族達
魔王様!勇者軍幹部、
“絶望のロニ”が来ました!
マオ
マオ
厄介な奴が来たのう
お主は逃げよ、此奴はわしが迎え討つ
魔族達
魔族達
どうかご無事で…!
みぞれ
みぞれ
あれが…勇者軍…
エクナ
エクナ
はい、その中でもトップラスの実力者、“絶望のロニ”です
みぞれ
みぞれ
随分と物騒な二つ名ですね
マオ
マオ
無理もない、奴は今までで何百もの魔族を撃ち抜いたのじゃからな
みぞれ
みぞれ
ひぇ…恐ろしいですね
ロニ
ロニ
聞け、魔族共。我らはお前等を殺戮しようとこの場に来ているのではない
ロニ
ロニ
投降すれば、殺しはしない
マオ
マオ
信用してはならぬぞ、みぞれよ。此奴らはわしら魔族を残らず奴隷にするつもりなのじゃ
マオ
マオ
現に、拐かされた同志は何人もいる
みぞれ
みぞれ
じゃあ…闘うしか無いんですね
マオ
マオ
ああ、じゃから任せておけ
マオ
マオ
無礼じゃぞ人間!
何度言ったら気が済むのじゃ!
ロニ
ロニ
魔王直々来るとは。お前がこの矢で貫かれれば、残った魔族はどうなるだろうなぁ?
マオ
マオ
投降しても、結果は同じじゃ
わしは、貴様を斃さなくてはならぬ
ロニ
ロニ
ならば、皆殺しとしよう
私は我慢できなくなり、つい、口を出した。
みぞれ
みぞれ
何で…魔族を迫害するんですか!
手を取り合えば…済む話じゃないんですか!
ロニ
ロニ
魔族は穢れた種族
我々人間とは格が違う
ロニ
ロニ
…それにお前、人間だな?
何故魔族側に付いているんだ
みぞれ
みぞれ
それには深い事情がありますが
私は魔族が悪い人達だと思いません!
みぞれ
みぞれ
ただ角や羽根があったりするだけじゃないですか!他は私達と同じでしょ!?
ロニ
ロニ
人間の面汚しが
みぞれ
みぞれ
っ……
マオ
マオ
よい、この世界の人間は皆、魔族は穢れていると習わされるのじゃ
エクナ
エクナ
今の所話し合いは不可能です
ここは、迎え討つしかありません
みぞれ
みぞれ
…争いは、嫌いなんですけどね
ロニ
ロニ
もういい、皆殺しだ
ロニが、マオに向けて矢を放つ。
みぞれ
みぞれ
マオさん!
マオ
マオ
大丈夫じゃ!
マオは手を前に突き出すと、何か結界のようなものが現れて矢を受け止めた。
ロニ
ロニ
全軍前進!
しかし、沢山いた兵が一斉にこちらに来る。
みぞれ
みぞれ
こ、こんな量一気に無理ですよ!
…そこで、1人の影が兵達の中に飛び込む。
スカレッタ
スカレッタ
そう簡単に進ませないよ!
どうやらその子はとても強く、一気に数人を吹き飛ばした。
エクナ
エクナ
彼女は私が招集した助っ人です
エクナ
エクナ
なので、彼女と力を合わせ、勇者軍を追い払ってください
みぞれ
みぞれ
分かりました
私も兵達がいるところに駆け降りた。
みぞれ
みぞれ
(魔法で攻撃する…イメージ!)
みぞれ
みぞれ
たぁっ!
すると、兵達の一部は足元が氷漬けになった。
勇者軍
足が取られたっ!
これではまずい!
スカレッタ
スカレッタ
やるね、さすが“勇魔”様
みぞれ
みぞれ
私の事知ってるんですか?
スカレッタ
スカレッタ
うん、エクナから聞いたよ
スカレッタ
スカレッタ
私はスカレッタ。これでも、魔族の中では強い方なんだよ
みぞれ
みぞれ
みぞれです、よろしくです
勇者軍
戦場で自己紹介をするなんて余裕だな!くたばれ!
一人の兵がスカレッタに斬りかかろうとするが、彼女に思いっきり蹴飛ばされ、一発KOされる。
スカレッタ
スカレッタ
背中、預けるよ
みぞれ
みぞれ
こんな事全然した事無いですけど、
どうにか頑張りますっ!
一時期アカウント吹っ飛んでて遅れとる...
皆これ参考に描き始めてな~

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