第2話

第一話「日常」
17
2022/03/31 08:12 更新
あの約束した日から一年が経った
私、あなたの下の名前は現在高校二年になりました!
それで今は教室でまったりしてるんだけど………
飯島 弥生
「あなたのニックネーム?」
あなた
「ん?どったの弥生」
この子は飯島弥生 
同じクラスのめっちゃ仲のいい友人
飯島 弥生
「体育科の先生が呼んでたよ?」
あなた
「‥‥面倒な」
飯島 弥生
「お疲れ〜」
あなた
「何で私なんだよぉ………」
飯島 弥生
「あなたのニックネームがオールラウンダーだから?」
あなた
「それだったら弥生の方こそオールラウンダーじゃん!」
飯島 弥生
「私は他の仕事あるもん」
あなた
「うー………」
飯島 弥生
「でも、簡単な仕事らしいよ?」
あなた
「‥……本当かなぁ?」
飯島 弥生
「あはは!頑張って!」
あなた
「ま、やってくるわ」
飯島 弥生
「うん。きーつけてよ?」
あなた
「うん!」
そんな会話をして、私は体育準備室へ向かうのだった…………

……………………


(それから一時間後)
あなた
「おし!これで帰れる!」
私が任されたのは『一人で体育館清掃』というものだった
正直これ、パワハラでしょ
まぁ、断るなんて事出来ないのは分かってる
何せ、先生や生徒達は私を嫌っている
だから、私にこういう仕事・・を押しつけて嘲笑ってるんだ
あなた
「って、ヤバい。早く病院行かないと!」
冬魔、今日も元気かなぁ
私はそんな事を考えながら清掃用具を片付けて病院に向かうのだった
…………………
『先生や友達が私の事を嫌っている』というのは弥生や冬魔は殆ど知らない
知っているのは『先生や友達が多めに仕事を私に任せてくる』という事
私がそう伝えたから
だから私が『虐められている』という事を二人は知らない




ー病院 冬魔の病室ー
あなた
「って事でさ、冬魔。今日の体調は?」
柊 冬魔
「………あのなぁ、あなたの下の名前」
あなた
「んー?」
柊 冬魔
「毎日此処に来るけど良いのか?」
柊 冬魔
「用事とか無いのかよ?」
あなた
「弟は此処に行く事知ってるし、頼み事は全て終わらせて来たよ?」
柊 冬魔
「‥…………はぁぁぁぁ」
あなた
「ちょ、何でそんなため息吐くのさ!」
柊 冬魔
「‥………迷惑、かけてんじゃん」
あなた
「え?」
柊 冬魔
「俺が、お前に迷惑かけてんならもう来なくて良い」
あなた
「冬魔、それは違う」
柊 冬魔
「?」
あなた
「私は此処に来たいから来てるんだよ?」
あなた
「迷惑なんかじゃ無いよ!」
柊 冬魔
「!」
あなた
「逆に冬魔の方が迷惑じゃ、無い…………?」
柊 冬魔
「‥………なわけねぇだろ」
あなた
「!ありがと!」
柊 冬魔
「‥………おう」
あなた
「で、今日の体調は?」
柊 冬魔
「大丈夫。医者からも今んとこ落ち着いてるって」
あなた
「そか!」
柊 冬魔
「お前も無理だけはすんなよ?」
柊 冬魔
「倒れたら俺がもたねぇ」
あなた
「はーい」
柊 冬魔
「‥…………」
あなた
「?どしたの、冬魔」
柊 冬魔
「腕」
あなた
「腕?」
柊 冬魔
「痣あんぞ、どうした?」
あなた
「!」
その痣は、昨日の病院の帰りにクラスメイトに殴られて出来たものだった
柊 冬魔
「‥………まさかあなたの下の名前」
あなた
「虐められてるとかじゃ無いよ!?ただぶつけちゃって」
柊 冬魔
「‥……………本当に?」
あなた
「本当の本当!」
柊 冬魔
「‥………はぁ、何かあったら言えよ?」
あなた
「あーい」
柊 冬魔
「ったく」
冬魔がそう言った直後、病室内にチャイムが響く
帰らなくちゃ
あなた
「それじゃ冬魔、また明日!」
柊 冬魔
「ん、待ってる」
あなた
「うん!」
柊 冬魔
「気を付けて、帰れよ」
あなた
「勿論!!」
そう言って、私は病室から出て、早足で病院を出る

アイツらに見つかる前に…………!
しかし、そこには…………
クラスメイト
「今日もお疲れ、あなたの下の名前ちゃーん」
クラスメイト
「いつもよりちょっと遅かったね?」
あなた
「ッ…………」
アイツら‥……もとい『クラスメイト』がいた
クラスメイト
「今日は一人で体育館清掃したんでしょ?」
クラスメイト
「マッサージしてあげよっか?」
あなた
「要らないから、帰って!」
私はそう叫び、走り去ろうとするが……
クラスメイト
「だーめだよ?」
あなた
「ゲホッ!」
殴られて、近くの路地裏の壁に叩きつけられる
クラスメイト
「逃げようとするなんて………悪い子だなぁ」
クラスメイト
「私は親切心でマッサージしてあげようとしてるのに」
クラスメイトが私に顔を近づけて嗤う
今日は一人だけだからまだマシだけど、これが大人数ならもっと酷いことになってる
クラスメイト
「それじゃ、マッサージ始めるね♪」
そう言って、クラスメイトは手を持っていたカッターナイフを振り上げてーーーーー
…………………
あなた
「っ、ぐ…………」
酷く、やられちゃったな…………
私は今、ボロボロの状態だった
制服も所々切り裂かれている
あなた
「痛い、けど‥………早く、帰らないと‥………」
私はフラフラと立ち上がり、家に向けてフラフラと歩き出した
『to be continued………』

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