……ん、あれ…。

……僕…、寝てた…？

……そうか…。

あ？

……は？

んな、なんでいきなり…、

はぁ！？

ちょ、ミコトテンション高すぎ…、深呼吸。

だろ？

で、でも！！今は戦の最中だぞ！？

いつ襲われるかわかんな＿＿＿＿＿＿

あっおい＿＿＿＿＿＿

人の話を聞けぇぇぇ！！！！

あ、あぁ…、そうだな…。

ひゃう！？

……。

…すまねぇ…、せっかく誘ってもらったのに…。

いや待て待て待て！？！？

？…じゃねぇよ！！

……お前なぁ…。

え、好物？

考えたことなかったな…、

……ポテチ。

えっマジか…。

あ、あとはケチャップ大量にぶっかけた病院食のハンバーグも好きだぞ。

仕方ねぇだろ。味あまり感じないんだから。

あ？家族？

……、

今日、新聞読んだか？

……。

……今日、この街の大病院の院長が刺し殺されたっていうニュースが載っていたんだ。

そう、それ僕の父様。

そして…、

殺したのは、僕。

あはは！びっくりした？

この通り、家族とは仲が悪い。

てか、思い出したくもない。

…なんでお前が悲しそうな顔するんだよ…。

お前には…、関係ねぇじゃん…。

よな。

殺し合いなんてしたくもないのに、殺されるわループするわで…。

だから戦うしかねぇんだよ。殺される前に殺す。

まぁそうなるな。だって拒否権ねぇもん。

！！

…なぜ僕の願いを知っている！！

……！？

……すまない…。

…僕はね、私を捨てた。

何度も死んだ。

全員に殺された。

その時、

自分の願いが馬鹿馬鹿しくなった。

だから僕は自分のために生きることにした。

僕の願いは「生きること」。それ以上何もいらない。

金も、美味い飯も、愛も。

生きていれば、必ず手に入る…。

入る……よな…？

…生まれてから、それら全て与えられたことがないから…。

やっぱ、わかんねぇな…。

…なぁ、福禄寿、ミコト…。

……。

…僕って、

間違っていたのかな…？

……っ