第2話

#問題の授業
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2024/03/24 11:34 更新
イロハ・アマヤンギ
イロハ・アマヤンギ
ねぇねぇ、るいの好きな食べ物ってなーに?
ルイ・ホニュー
ルイ・ホニュー
え…?…チョコとか
イロハ・アマヤンギ
イロハ・アマヤンギ
そうなんだ!チョコ美味しいよね〜!


あれから数日経っても、この人はめちゃくちゃボクに構ってきていた。
数日で飽きると思ってたのに…なんで……?


ルイ・ホニュー
ルイ・ホニュー
ねぇ、ボクと居てもつまんないでしょ。外で友達と喋ってきたら?
イロハ・アマヤンギ
イロハ・アマヤンギ
えー楽しいよ?それに私はもっとルイと仲良くなりたいし
ルイ・ホニュー
ルイ・ホニュー
……あっそ…

なんなの…この人…







今日は、魔法の実習練習の日。
イロハが魔法を打とうとすると、その周りに沢山の人だかりが出来た。

ルイ・ホニュー
ルイ・ホニュー
…なんでこんなに集まってるの……?


イロハ・アマヤンギ
イロハ・アマヤンギ
じゃあ…いくよー
イロハ・アマヤンギ
イロハ・アマヤンギ
トロピカルリーフ!


イロハがそう言って魔法を唱えた瞬間。




ルイ・ホニュー
ルイ・ホニュー
…え?







僕の視界一面が、草原になった。


イロハ・アマヤンギ
イロハ・アマヤンギ
ほいっ!


そうして、イロハが杖を振り下ろすと__
毒を持った刺々しい葉が、一斉に的に向かって放たれた。


ルイ・ホニュー
ルイ・ホニュー
す、凄…

やっぱりイロハって凄いんだな…
ボクには到底叶わないや。


ルイ・ホニュー
ルイ・ホニュー
(きっと…ボクなんかじゃなくて、ああいう人が神格者になるんだ。)
ルイ・ホニュー
ルイ・ホニュー
ボクなんかじゃ…
イロハ・アマヤンギ
イロハ・アマヤンギ
るぅーいっ!
ルイ・ホニュー
ルイ・ホニュー
んわっ!?
イロハ・アマヤンギ
イロハ・アマヤンギ
なに考えてんのか分かんないけどさ、とりあえず次るいの番だよ!

そう言うとイロハは、ボクの瞳を覗き込んだ。


イロハ・アマヤンギ
イロハ・アマヤンギ
ルイなら出来る、頑張って!
ルイ・ホニュー
ルイ・ホニュー
……うん

「ボクなら出来る」なんて。
何でそんなに根拠が無いことを言えるんだろう。





ルキ・キサラギ
ルキ・キサラギ
「ルイなら出来る、頑張れ」
ルイ・ホニュー
ルイ・ホニュー
〜〜っ…!!




悔しい。






こんな、能天気でボクのことを何も知らない奴に負けたくない。






ボクは…イロハこいつを超えて…あの人も超えて…
神格者になるんだ…!!


ルイ・ホニュー
ルイ・ホニュー
アクアウォーター…!


感情が昂ったボクが、魔法を出したその瞬間__
魔法とも言えない、災害レベルの波が生まれ押し出された。


イロハ・アマヤンギ
イロハ・アマヤンギ
っ!?
生徒
ね、ねぇ…こんなの、授業どころじゃなくない!?
生徒
やばいよ…逃げないと…!!


ルイ・ホニュー
ルイ・ホニュー
あ…

ボクの周りから、人が逃げていく。
…また、……またボクは…







1人に、なってしまうのだろうか。

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