第7話

夏の教室 🐶🧸
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2025/07/22 14:00 更新



 夏の午後 教室の窓は全開で

 遠くから蝉の声が響いていた


 ゆるやかな風がカーテンを揺らし

 汗ばむ肌に心地よく触れる


 
 窓の外では蝉が必死に鳴いていて

 真っ白な雲がゆるやかに空を渡っていく


 太陽は少し傾き始めているけれど、まだ夏の光は強くて

 開け放たれた窓からは

 ぬるい風がゆっくり吹き込んでいた




 ウナクは一番後ろの席でノートを広げて

 背中を丸めながら数式とにらめっこしていた


 うっすら汗をにじませた首筋に

 外の風がふわっと触れるたび

 彼の髪がゆれて、額のあたりにぴとっとくっついた




 扉が静かに開く音がして

 ジェヒョンがゆっくり入ってくる



 jh ウナガまだいるの



 声をかけるとウナクは嬉しそうに顔をあげて

 少し眩しそうに目を細めた


 
 wh へへ、ヒョンのこと待ってた


 
 ジェヒョンは少し息を飲む


 逆光に透けるウナクの顔

 乱れた前髪

 自分に向ける天使のような笑顔



 扇風機の風が彼の髪を揺らして

 ひどく綺麗だった




 
 jh また勉強?真面目だね



 そう言って隣の席に座ると

 ウナクはノートをこっちに押してきて



 wh ここ、わかんない

 

 と言いながら指で小さな×印を指した



 ジェヒョンはその指先をぼんやり見つめてたけど

 すぐに視線を戻して説明を始める

 でも、途中でふと気づくと

 ウナクはうとうとし始めていた




 ペンを持ったまま

 まばたきがゆっくりになって


 やがてノートの上に頬を乗せて

 呼吸が深くなっていく




 ジェヒョンは笑って

 そっとペンを取り上げて机の端に置いた

 風がまた吹いて、ウナクの髪を揺らす





 jh …ウナガ




 ジェヒョンは少しだけ

 その髪に手を伸ばしてそっと撫でた


 柔らかくて、少しだけ汗の匂いがして

 胸の奥がきゅうっとなる



 静かな教室の中で

 蝉の声と扇風機の回る音だけが続いていた



 夏の匂いに包まれたその空間は

 ふたりだけのものみたいで

 ジェヒョンはそっと頬を撫でる



 目を覚ましたら怒られるかもしれない

 けど、今だけはこうしていたかった


 ふたりきりの、夏の教室で







 意味がわからん話❗️迷走



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