第23話

*20 それはまるで
518
2025/12/07 21:00 更新








今日も、七瀬は屋上にいる






今日は、、、伐虎も一緒に、、、、







もふもふで懐柔しようと思うんだが、いけるか?








意を決して、さあ行こうとした瞬間






携帯から着信




電話?












私じゃない
















七瀬のほうか?





なんかもう、武器ケースじゃなくて持ち物ケースのらしい



武器の入ったケースの側面から、携帯を出す七瀬





、、、そのケース、一体どういう構造なんだ?







という疑問は置いておいて









それよりも、気になることが












彼女が出したその携帯





ついているストラップが



















いや気のせいか、遠すぎて見覚えのあるやつにみえた






















画面を一瞥しただけで、すぐにしまわれた携帯




誰からの着信か、すごく気になる







伐虎だけ待たせて、先に屋上に踏み入る








亜白ミナ
、、、七瀬、いま暇か?
”七瀬奈々”







また、だんまりか







亜白ミナ
伐虎が君のこと気になってるらしいんだ、連れてきてもいいか?




返答は、なし






んじゃあいいや、呼ぼ












扉の向こうに待機させていた伐虎を呼ぶ




恐る恐る入ってきた












すんすんと、七瀬の匂いを嗅いだあと





即、私の後ろに逃げてきた










伐虎?どうしたんだ?














伐虎
グルルルルル
亜白ミナ
こら伐虎、威嚇するな




ただの人間だろう


そんなに怖いか?






亜白ミナ
すまない、気分を悪くさせた





、、、、ちょっとはなにか言ってくれ






さっきまで普通に動いてただろ、まさか一瞬で寝たりなんて





























いやこれ寝てるな?





目隠しのせいでわからないが、寝てるよな?






だってこっち向かないし微動だにしないし



よく見ると立てかけてある武器ケースを支えにしてるし





寝てるな(確信)









、、、、とりあえず




口聞かないし可愛げないしちょっと怖いけど








目を隠しててもわかる、絶対美人





ということで保存用に写真をいくつか、、、、、





























撮ってたら





突然、うなされだした




え、なになになに、え?







明らか歯ぎしりの音が聞こえる


手を強く握りしめて、強すぎて血が滲み出してる






え、どうしよう

放って逃げたら後味悪いし、、、


いやそもそも逃げるという選択肢はないか








これは、、、起こしたほうが良いのか?



それとも、え、上着でもかければいい?



、、、悩むよりも先に行動だ






とりあえず起こそう、悪夢を見続けるのは良くない












肩を掴んで、ちょっと強めに揺さぶる








”七瀬奈々”
ッ、、、
亜白ミナ
七瀬、起きたか!?大丈夫か?うなされてたぞ




苦しそうに、うめき





頭を抑える七瀬






”七瀬奈々”
、、、そこにいるのは誰だ





ん?




見えてないのか?あ、いや目隠しで見えてないか




でもいつも目隠ししてても誰がどこにいるか把握してたよね?







亜白ミナ
亜白ミナだ、第3部隊隊長の
”七瀬奈々”
、、、、、、、、、、、そうか




口調、、、、どうした?






”七瀬奈々”
離れろ、邪魔だ
亜白ミナ
、、、すまない







有無を言わさないその威圧感が









いつもと全然違って






言われるままに、離れて








そのまま、何も言えずに屋上から出た















、、、さっきのは何だったのだろうか




口調も、、、、いつもの丁寧口調とは大違い



あれが、七瀬の本性の一部?





なんというか、勘違いだろうけど











一瞬、目の前にいるのが、人間ではなく


















とてつもなく強い、怪獣











のように、見えた































next→


プリ小説オーディオドラマ