君はいつもそうやって笑ってくれた。
君はいつも、いつも。
無理をしていたね。
いつも、俺とは違うどこかを見ていた。
俺が下を向いていたら、
引っ張り上げてくれた。
どんなに苦しくても、
きっと俺の前では笑っていた。
だから。
あんなに呼んだ名前も、あんなに見つめた顔も。
もうほとんど覚えていない。
いいわけない。
死んでほしくない。
ずっと一緒に居てほしい。
でも、でも。
君をこんな世界から解放したい。
君を独りにしたくない。
ふわっと微笑む君は、
俺に呪いをかけた。
髪を撫でた。
頬を撫でた。
額を寄せ合って、視線を絡めた。
手を繋いで、そっと抱きしめる。
抱きしめながら、
後頭部に優しく鈍器をぶつけた。
最期の最期まで、
君は俺から目を離さなかった。
徐々に失われていく体温。
君が冷たくなって、
この世に君は居ないんだと実感した。
また、この夢だ。
知ってる気がする。
”君”と呼ばれた人を。
知ってる気がする。
人を殺す感覚を。
そっか。
俺は。
【雑談】猫が騒がしいんですけど【天成蒼/にじさんじ】
▶きたきた
▶あおいくーん
▶待機ww












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!