14時。
パソコンに向かい図面修正。
少しずつ形になっていく
顧客の希望をふんだんに盛り込んで
自身の経験も織り交ぜて
一つ一つ形にしていく地道な作業。
でもその地道な作業の先にある顧客の笑顔。
それが何よりの私のやりがいだ。
何時間作業に没頭していたのか
気づけば時計は18時を指していた。
定時は18時。
予定があるためそろそろ切り上げようとパソコンの電源を落としたと同時になるスマホのバイブ音
–––––––––––––––ブッブ
通知に並ぶ『悠人』の名前
そのメッセージを見て一つため息を落とす。
何回目だろうか。
ここ最近はこんな事ばかり。
仕方がないと思いつつも
疑ってしまう自分が嫌だ。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!