第38話

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2026/03/18 06:00 更新
「ほっぺについてる笑」

『?あほんとだ笑』









あたりが暗くなった頃









夏祭りは本格的に盛り上がる









雰囲気が出て、屋台には人がたくさん並んでて









そして付き合ってるであろう男女も多い!いいな!!









ここにきて1時間経たないくらいだけど何カップルとすれ違ったか覚えてないくらいにはたくさんいる









私も帰る時にはそうなりたい









幸せそうな人たちを見て羨ましいと思うけど









でもそれ以上に現状を楽しめてるからもう何でもいい









二人で一緒に屋台並んで









焼きそばとかチョコバナナとか美味しいもの食べて









これまでにないくらい充実した時間を過ごしてる









「そんな走ったら危ないよ!」

「だいじょーぶ」

「こら前見なさい!!」









小さい子も多くて、両手いっぱいに食べ物とかゲットしたであろう景品を持っているのを見ると可愛いなぁと思う









さっき木葉くんとぶつかっちゃった子がいたんだけど、その時の木葉くんやばくてさ









大丈夫?怪我してない?って言いながらぶつかったこと目線合わせてるの見てこれはもう発狂案件だよね









イケメンかよ









いや、元からイケメンだったな









絶対いいパパになるじゃん









なんて事考えながら、温かい光に包まれる屋台を回る









お互い緊張が解けたとはいえやっぱり色々意識してるせいで









こんでるね〜とか見たらわかることを言い合いながら前に進む









混みすぎて夏祭りはジャングル化。









周りの人が全員巨人に舞えて、満員電車並みに推しに押されまくってよろよろしてたら









『...!』









何も言わず私の肩を持ってくれる木葉くん









他の人とぶつからないように軽く抱き寄せてくれて









体が触れる



















そういえば木葉くんに触れたことなかったなろ思い出す









浴衣越しに体温が伝わってきて、









その熱を感じたのは









木葉くんの体温が高い方なのか









それとも









意識してくれてるからなのか









考えてば考えるほど心臓がうるさくなって









それを知られたくなくて考えるのをやめた









肩抱き寄せられてドキドキしない女いる?









いないでしょ









「あなたの名字スマホすぐ出せる?」

『よゆーだぜよ』

「今何時か見てほしいだぜよ」









流れるように歩く人とぶつからないために端によって身動きが取れない木の葉くんにお願いされてスマホを開く









だぜよとかふざけた語尾にも乗ってきてくれて、ちょっと笑いながら時刻が表示されたホーム画面を見ると19時45分









それを伝えると「さんきゅ」と返事が返ってきた









ただの時間確認だと思ったけど、









そういえばこの夏祭り会場からどっかの花時見えるんじゃなかったっけと頭が働く



















えもしかして??









これは期待していいやつ?









花火が上がるの20時からだった気がするんだけど









もうすぐじゃん









肩を抱き寄せられてバクバクになった心臓がまた激しく動き出して









全身の血がめちゃくちゃ早く流れてるのだけはわかった














自分より背の高い木葉くんが





今何を考えてるのか









わかりたかった









体感10分のこの空間と瞬間は









現実では2秒くらいで









鬱陶しいくらい心臓を活発にさせる









高鳴る鼓動が伝わってないか

木葉くんが一体何を考えているのか









身動きが取りずらい狭い空間の中で目線を上げると









見慣れた顔があって



















何かを決心したように一呼吸する姿が見えた





























「綺麗に花火見えるとこ知ってるから行こうぜ」

ごめんなさいごめんなさい、、昨日予約投稿忘れてて今日代わりに!

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