私はどこの学校にもいるおとなしい優等生
生徒からも先生からも頼られていて、成績もトップ
そんな私にはある秘密がある
「今日もよろしく」
『うん』
放課後、皆が足早に帰る中1人勉強をしていた
部活をする人や帰宅をする人で外が賑わっている
数十分経つと、教室の扉が空いた
"彼"だ
「うっす」
彼は同じクラスの佐藤景瑚
クラスのムードメーカー的存在で、男女共に人気が高い
そんな彼と地味な優等生の私がなぜこうして放課後一緒にいるのかと言うと…
[数か月前]
『んっ……』
私は優等生の肩書きを背負いながら、実はかなり性欲が強い
その頃から好きだった彼の席で1人シているところを
本人に見られてしまったのだ
それから口封じのためにこうして放課後教室に残り、彼の性欲のはけ口となる
「今日はさ、これ、使ってみよっか」
そう言ってバッグから出したのは可愛らしいピンク色をしたローター
「何かわかるよね~?変態のあなたの下の名前ちゃんは(笑)」
「早速入れるね?」
そう言いスカートの中に手を入れ、ショーツを下ろすと
私のナカにローターを奥まで突っ込んだ
「もう既にぐしゃぐしゃなんだけど(笑)」
そう言って遠隔操作のスイッチを片手に握り、深いキスを始めた
「これいつ振動来るか分かんないね(笑)」
彼の舌が私の口の中に入ってきた時、
『ああっ…』
思わず声が出てしまった
すると彼はニヤリと口角を上げてさらに深くキスをしてきた
その間も相変わらず振動は止まらない
『んん……、』
「声我慢しないと。誰か来たらどうするの?」
そう言われ、必死に声を抑えようとするが、振動は強まっていくばかり
すると廊下からこちらへ向かって歩いてくる生徒たちの話し声が聞こえてきた
『うそ、』
「とりあえず隠れるぞ」
そう言って彼は私の手を引いて教卓の下に潜る
通常人が2人はいることはないので少し狭い
間もなくすると、生徒が数人入ってきた
「でさ〜そん時俺が、」
「うわーまじー?!」
楽しそうに話している生徒たちに気づかれないようにひっそりと息を潜める
すると、突然ナカに振動が伝わってきた
『(ちょっと、!)』
「(しー🤫)」
彼の握りしめているスイッチがONになっていた
『(だめ、!とめて……!)』
「(んー?なにー?)」
こいつ、声を出せないのをいいことに弄んでる…
少しずつ呼吸が荒くなると、彼はさっきと同じ深いキスをしてきた
やめて、と胸を叩くが辞める気配がない
しばらく経つと、生徒たちは教室を去った
『バレちゃうところだった……』
「必死に耐えてんのめっちゃ可愛かったよ(笑)」
『いじわる…』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。