pkt side
あなたが来て、2年後の春のことだった。
僕の…僕たちの村に、星獣の大群が押し寄せてきた。
僕は、あなたと一緒にピクニックをしていたから
村に居らず生き残ったが、
……他の村人たちは、全員、死んでしまった。
そんな僕は、焼け野原となったこの村で、
ひたすらに泣きじゃくっていた。
星獣襲撃事件4時間前
あなたside
私は未だにこの星にいた。
目的は達成できそうにない。
待つことは得意だ。
正直、後30年は待てる。
そんなことを考えていた。
……何か、裏がある気がした。
おばあちゃんは私たちに
できるだけ遠くに行って欲しいのだと感じた。
そう思った根拠なんてない。
ただの勘。
でも、私もおばあちゃんと
無駄に2年一緒に過ごしてない。
そのくらいは、感覚で分かる気がする。
ーーーーーー
ぴくとの家に行く途中で、
私は罪悪感にかられながらとあることを行った。
それは、手紙の内容を見ることだ。
透視を使い、中を開かずに手紙を見る。
……すると、そこに書いてあったのは…
やはり、私の予想はあっていた。
この村に星獣の大群がやってきている。
だから、おばあちゃんは
私とぴくとが遠くに行くよう仕向けた。
…私とぴくとを生かすため。
何がなんでも、ぴくとを生かさないといけない。
これは私の使命だ。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!