それからそんな関係は続き、センラ先輩の受験が終わった。
勿論センラ先輩は難関大学に合格。
_____そして
「卒業、おめでとうございます。そして合格おめでとうございます」
卒業式の後、友達の誘いを断り、センラ先輩と喫茶店に来ていた。
ここは、センラ先輩イチオシの喫茶店。
先輩曰く、穴場なのだそう。
流石先輩、センスがいい喫茶店である。
「ありがと。深月ちゃんも進級おめでとう」
「........馬鹿にしてます?」
「え、だっていつも定期テストのとき深月ちゃん俺に泣きついてきたやん」
「それはそれですよ」
_先輩に馬鹿にされた。
私は決して泣きついてなどいない。
........別に先輩と居たいからってそんな「点数取れないんで教えてください」なんて言った訳じゃないんだからね
「ま、とりあえず乾杯でもしよか」
と、コーヒーカップを手に言う先輩。
「そうですね」
二人の声が重なる。
「「乾杯」」
私はずっと先輩と学校が違ってもずっと居るんだと思っていた。
__私は。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。