人には誰しも幼い頃に多くの時間を
共にした人がいると思う 。
そして 、世間ではそれを" 幼馴染 "
と呼ぶ 。
それには 、切りたくても切れない
理屈を超えた縁がある 。
そして 、私______あなたにも
幼馴染と呼べる関係のある人がいる 。
しかし 、一緒に遊ぶような
親しい仲でもなければ 、挨拶を交わす
クラスメイト程度の仲もない 。
ただ私が一方的に話しかけているだけ
ペラっと無言で100点満点の
答案用紙を見せつけてきた 。
すると 、何か言う素ぶりも無く
私の横を通り去っていった 。
そんなある日 、いつも通り
部活から帰りお風呂に入っていた 。
ドアノブに手をかけ 、ドアを開けると
タイミングよく洗面所のドアも開いた 。
そこには制服姿のローレンがいた 。
私の顔にどんどん熱が溜まって
いくのが分かった 。
だけど 、それ以上にローレンの
顔の方が真っ赤だったと思う
次の瞬間_______________
( バンッ
勢いよくドアを閉めたローレン 。
思い返してみれば 、親同士の仲は
私達とは比べ物にならないくらい
良いので 、頻繁にご飯を食べに来たりする 。
真っ赤になった顔を手で覆い隠して
その場に座り込んだ 。
ドアの向こう側では 、同じく
手の甲で顔を隠す様にして
立ち尽くしていた 。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。