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第6話

6 始まりの物語。(終)
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2022/07/05 14:15 更新
おとうさま、なんだかとってもあせってるけど、どうしたのかなぁ。そんなにおっきいこえだしたら、ぜるだ、おっきしちゃうよ。ぜるだ、ねんねするのたいへんだよ。もーちょっと、もーちょっと?

あーあ、つまんない。おとーさま、あそんでくれないし。きこあくん、おそとにいっちゃったしなぁ。れむりーは、がぶするからやだ。ぼくもおそとにいきたいなぁ。ぼくは、おそとにいけない。

なんでかわかんないけど、しょっぷもーるの、うらのおうちのままが、「おさん」なんだって。ぼくになまえを、ぜるだのときみたいにつけてほしいんだって。

へんなの。ぼく、ぜるだになまえなんてつけてないのに。だって、ぜるだはぜるだだもん。ぼく、うまれたぜるだのなまえよんだだけなのに。

びっくりした。みんな、おっきいこえだすんだもん。へそのお、とか、うぶゆ、とかいってて、ぼくにはわからなかった。おとうさまがよんでる。もうおへやはいっていいの?

わぁ、おばさんのおなかあんなにおっきかったのに、ぺったんこになってる。こっちにおいでって、いわれて、わらのかごをみせてもらった。ぼく、とってもうれしい。なんだか、あかちゃんのおかおみたら、とってもとってもうれしいになったんだぁ。


「やっとあえたぁ…!りんくぅ!」


わらのかごもいっしょにぎゅーーってして、それからほっぺにちゅーをした。りんく、だいすき。これからずーっといっしょだね。

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