第5話

3 裏切り者
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2025/12/24 10:00 更新




話を聞く限り、どうやら高円寺に遊摺部の家族がいるらしい。




そして私にしか今出されていない情報が、



猫ニキと吐血ニキ、それから兄の能力が割れているらしいこと、その理由として鬼側から情報が漏れている可能性があること。
あなた
私の能力は割れてるの?
無陀野無人
いや、割れていない
あなた
じゃあ杉並の隊員達がやったわけでも上がやったことでもないね




私の能力を知っているのは極一部。
あなた
まだ私の能力を知らない人で、しかも猫ニキと吐血ニキ、兄の能力を知っている…




信じたくないけれど、可能性として高いのは…






羅刹の生徒。性格的に一番怪しいのは誰だろう。




ロクロ、それから帆稀、四季、迅、碇は確定で白。嘘を隠し通せる性格じゃない。

水鶏も白だろう。ロクロが白なら、多分彼女はロクロの絶対的な味方になるはず。つまり、もし黒だったとしても黒側を裏切るはずだ。確定はしていないけれど。



残る遊摺部は…



消去法で一番怪しい。




多分、サラリと嘘をつけるタイプだと思う。
あなた
(部屋決めの時に言っていた一人遊び…アレが引っかかる…)
あなた
ま、詳しい話を現地で聞いてからだな
あなた
まだ確定してない情報を他人に教えるのはまずいでしょ
無陀野無人
そうか




会議が始まった。




まぁ色々あったのだけれど…
淀川真澄
ここからの話は口外するな
淀川真澄
あなた、お前が話せ
あなた
えぇ…?まぁいいや…


なぜ私を指名するんだ…?
あなた
単刀直入に言うと、鬼側にスパイがいるかも知れない
あなた
猫ニキと吐血ニキとお兄ちゃんの能力を知っていて、なおかつ私の能力を知らない人物ってなると、かなり候補は絞られてくる
遊摺部従児
他にも目星はついてるの?
あなた
いや、全然。
あなた
絞るとは言えまだ情報が不完全
あなた
個人的な予測をしていても、確実な根拠がないから迂闊に話せない
無陀野無人
四季以外は真澄と行動だ
無陀野無人
俺は討伐の方へ回る
遊摺部従児
四季君はどこに行くんですか?
花魁坂京夜
今不調だから負傷者の救護の手伝いだね
あなた
あー…そうだ
あなた
迅〜、後でちょっと来て
皇后崎迅
俺かよ
あなた
あと兄ちゃんと先生、これ終わってから5分くらい時間ちょうだい




各自やるべきことをするべく、徐々に解散の空気が流れる。
あなた
あ、遊摺部、襟元ゴミついてる






一応念のために発信機と盗聴器を隠しておくか。
あなた
遊摺部にはちょっと期待してる
あなた
その索敵能力の努力の成果を見せてよね
遊摺部従児
えッ…もしかしてあなたさん、僕とお付き合いしてくださるので___
あなた
ごめん全然違う
あなた
まぁ…今日はよく喋ってるね、?
遊摺部従児
!?







…ビンゴか。
遊摺部従児
え、それはどういう…
遊摺部従児
僕のことをそんなにじっくりと観察してくださっているのですか?!だとすれば今すぐお付き合いを__
淀川真澄
あなた時間だ早く来い
無陀野無人
で、目星はついたのか
あなた
まだ確定してないし、明確な根拠もないただの私の推測だかや気にしないで聞いて…
無陀野無人
あぁ
あなた
まず、能力の割れている人物からして、鬼機関のただの隊員達が裏切ってる可能性はかなり低い。
あなた
猫ニキと吐血ニキと兄ちゃんの能力を知っているから、多分上のあたりにいるか、もしくは羅刹学園の生徒だ
無陀野無人
…続けろ
あなた
あの会議にいた大人や上層部でもない。
あなた
犯人は私の能力を知っていないからね。
あなた
大人組と上層部の人たちは私の知っている能力を戦闘へ使わないわけがない。バレてたらあっちにも流れるでしょ
淀川真澄
…前置きが長ぇよ。つまり何が言いたい?
あなた
犯人は羅刹学園の生徒だ
あなた
性格的に一番黒いのは遊摺部。
あなた
あの人に気をつけたほうがいい
無陀野無人
そうか



じゃ、と言って私は迅の元へ向かう。



迅も迅で薄々気が付いているだろう。



と言うか、一番大人以外で情報を伝えても問題ないのが迅である。
あなた
皇后崎迅
なんだ?




今から話す内容は他に漏らさないように釘を打って、スパイが遊摺部である可能性が高いこと、そして安易に情報を遊摺部に言わないこと。
あなた
根拠はある。
あなた
まだ私の能力を知らなくて、さっきの会議の時にいた大人たちの大半の能力を知ってる
あなた
一番羅刹学園の生徒が怪しいでしょ
皇后崎迅
…だからって遊摺部になるか?
あなた
性格的にね
皇后崎迅
…そうかよ
皇后崎迅
まぁ…一応気をつけておく
あなた
ありがと




一応、情報を渡すべきところには流した。





さて…
あなた
あっちがどう出るか、だな





桃太郎達よ、こっからどう来る?

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