一ヶ月後…
渋々、本当に不本意だけれど、紫に近づいて移動をお願いする。
こんなに急な別れになるとは思わなかったけれど、やむを得ない。
紫の手にあった、ここに来るきっかけになった本が誰も触らずともページが開かれる。
ちょうど真ん中あたりのページが開かれ、紙からは紫や青の光が差していた。あのときと、変わらない。
うまく、言葉がまとまらない。
また来れるって、迎えに行くって言ってもらえてるのに、どうしても不安が拭いきれない。
なにか言わなきゃって、お世話になったのに、ありがとうですら言えない。
声は震えていたと思うけど、別れは言えた。
二人で目を合わせて、本に触れる。
____最後に、一言だけ
視界が、反転した。
久しぶりに見る、自室。
生活感が残された部屋に入ると、どこか懐かしさを感じた。
いきなり現れた私たちに親は泣いて喜んでくれたが、どこか寂しく感じた。
ふかふかに整理されていたベッドに寝転ぶと、違和感を感じる。
寝返りを打ってみると、勉強机に乗っかっているどこか見たことがあるような本。
____それは、幻想郷への切符になった、あの本だった。
完結!!
一万字書けましたうれしいね
少しでもツナちゃんの糧になれれば嬉しいです。
たまーに浮上してくれたら喜びます、自分の身体第一で青春楽しんでね!!
長く話すのもあれなので、ここで終わりま
貴方が楽しく高校生活を楽しめることを願っています。

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。