第110話

別邸の執事達の悪魔の力
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2026/02/23 01:01 更新
ラト・バッカ
ラト・バッカ
さて、初日の訓練では、私の勝ちでしたが...今日はもっと楽しませてくださいね?
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
えぇ...あの時の私達と同じだとは思わないでください
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
今日こそ絶対に、俺達が勝ちます!
カワカミ・ハナマル
カワカミ・ハナマル
やれやれ、二人とも、燃えてるねぇ...息を合わせるためにも...俺もちょっとは、やる気を出さないとな
ラト・バッカ
ラト・バッカ
いいですね、三人とも、初日とは目の色が違います。これなら...私も本気を出しても良さそうです...
カワカミ・ハナマル
カワカミ・ハナマル
うっわ...悪役みたいなこと言っちゃってんだけど
ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
よし、改めて、ルールの確認をするぞ。天使役のラトと三対一で戦い...ラトの羽を斬り落とすか、ラトの行動を制限出来れば勝ち
逆に...誰かがラトに三秒間触れられたら、その時点で負けだ。準備はいいな?それでは...用意......始め!
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
ハナマルさん、テディさん。作戦通りに
カワカミ・ハナマル
カワカミ・ハナマル
おう、任せとけ
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
了解です!
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
それでは...行きますよ、ラトさん...!
そう言いユーハンは走り出した
ラト・バッカ
ラト・バッカ
へぇ...まずはユーハンさんからですか...ですが...そんな正面からの攻撃では...
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
はッ...!
ユーハンは以前よりも素早く刀を振るう
ラト・バッカ
ラト・バッカ
!!速い...成程...確かに、数週間前とは違うようですね...
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
......それを見切るラトさんも、すごいと思いますよ...ですが...一人では届かないことぐらい、想定の範囲内です
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
はぁぁぁ!!
ラト・バッカ
ラト・バッカ
!!次は、テディさんですか
テディは素早く剣を振るうがラトに躱されてしまった
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
クッ!また躱された...
ラト・バッカ
ラト・バッカ
ふむ...テディさんの剣も、前回より速くなっています...くふふ...素晴らしい...楽しくなってきました。さぁ、もっと楽しませてください...二人いっぺんに来てもいいですよ
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
えぇ...勿論、そのつもりです
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
本気で行くからね、ラトくん!
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
すごい...!あの二人、以前より息ぴったりだ!その猛攻を避け続けるラトも、相変わらずすごいですけど...
ミヤジ・オルディア
ミヤジ・オルディア
ふむ...これは、まずいな
(なまえ)
あなた
そうね
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
え?何がまずいんです、ミヤジ先生、主様。ラトが勝ちそうなことですか?それとも、負けそうなこと...?
ミヤジ・オルディア
ミヤジ・オルディア
いや...勝ち負けはまだ分からないが...ラトくんの表情から、余裕がなくなって来ているのと同時に...
(なまえ)
あなた
「闘争本能」が芽生えて来ているみたいね...
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
そ、それって...!ま、まずい...!このままラトが本気になったら...
(なまえ)
あなた
えぇ...でも、今更模擬戦を止める訳にはいかないわ
ミヤジ・オルディア
ミヤジ・オルディア
テディくん達も本気だからね
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
クッ...みんな、どうか怪我だけはしないで
ラト・バッカ
ラト・バッカ
おっと...
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
クッ!これも躱すのか...
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
ですが押しています!もう一息ですよ、テディさん!
ラト・バッカ
ラト・バッカ
えぇ...確かにこのままでは、私も厳しいですね...ですがお二人とも...忘れていませんか?本物天使は...反撃をしてくるんですよ
ラトは容赦なくユーハンの腹を蹴り飛ばした
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
グフッ...!
ユーハンは体制が崩れてしまった
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
なっ...!ユーハンさん!?
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
クッ...だ、大丈夫です...腹に一発、蹴りを貰っただけですから...!!テディさん、前を!
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
えっ?
ラト・バッカ
ラト・バッカ
くふふ...戦いの最中に、敵から目を離すなんて...死にたいんですか?
そう言いラトはテディも蹴り飛ばした
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
ガハッ...!
テディも体制が崩れた
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
テディさん!
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
グッ...うぅ...
ラト・バッカ
ラト・バッカ
おやおや...天使を前に、いつまで寝ているつもりです?
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
...!!
地面に倒れたテディをラトは素早く押さえつけた
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
グッ...!し、しまった...!
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
あぁ...これは負けか...
(なまえ)
あなた
...いいえ、これは"三人の勝ち"よ
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
えっ...?
(なまえ)
あなた
誰か一人、忘れてないかしら?
カワカミ・ハナマル
カワカミ・ハナマル
はい...それまでよっと
ラトが三秒を数える前にハナマルはラトの背後に立ち、刀を突きつけた
ラト・バッカ
ラト・バッカ
...!!ハナマルさん.......?いつの間に私の後ろに...貴方の気配は感じませんでしたが...
カワカミ・ハナマル
カワカミ・ハナマル
まぁねぇ...これでも昔は、賞金稼ぎをしていたし。気配を殺して獲物に近づくことも、仕事が必要だったわけよ。
とはいえ...ラトを相手に、上手く行く地自信はなかったんだが...テディちゃんとユーハンが、ラトをマジにしてくれて...本当助かったよ
(なまえ)
あなた
それに獲物を捉えた瞬間は...どうしても油断するからね
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
成程...あの二人は最初から...
(なまえ)
あなた
えぇ..."囮だった"ってこと
こうして別邸組は全ての試験を合格した




















ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
連携訓練も合格だ!
ムー
ムー
良かった!これで個別訓練も、連携訓練も、両方合格ですね!
(なまえ)
あなた
三人とも、すごかったわ
ラト・バッカ
ラト・バッカ
えぇ、見事にしてやられてしまいました、ですが楽しかったですよ。三人とも、おめでとうございます
カワカミ・ハナマル
カワカミ・ハナマル
ありがとよ。ま、今回合格できたのも...全て俺一人のおかげだな、うん
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
はいっ!俺もそう思います
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
私達の実力など...ハナマルさんには遠く及びませんからね
カワカミ・ハナマル
カワカミ・ハナマル
ちょっ...冗談だって二人とも...ここは「何言ってるんですか」ってツッコむ所だろ〜?
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
あはは♪勿論、冗談なのはわかってますよ!
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
いつもハナマルさんに振り回されるばかりでは、つまらないですからね。私達もハナマルさんに習って...冗談を言ってみました
カワカミ・ハナマル
カワカミ・ハナマル
.......いや、そこは見習わなくていいから。俺の数少ない個性、取らないで?
(なまえ)
あなた
初日より更に仲良くなったわね
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
はいっ!この一ヶ月で、より絆が深まったと思います!
カワカミ・ハナマル
カワカミ・ハナマル
だな、訓練キャンプも今日で終わりか。後は明日の帰宅に備えて、後片付けをするだけ...
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
いえ、もう一つだけ、大事な関門があります
カワカミ・ハナマル
カワカミ・ハナマル
え?マジかよ...
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
連携訓練の訓練で終わりではなかったのですか?
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
はい。と言っても、「試験」と言うよりは「儀式」のようなものですので...そう身構えなくても大丈夫ですよ
(なまえ)
あなた
どう言う儀式なの?
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
ふふ...今から別邸組の御三方には...主様の力をお借りして...初めて「悪魔の力」を解放していただきます
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
悪魔の力を...?
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
そうか...そう言えば、悪魔の力使い方も学ぶって言ってましたね
カワカミ・ハナマル
カワカミ・ハナマル
訓練が忙しすぎて、すっかり忘れてたな























_____数分後
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
それでは...ハナマルさんから、一人ずつ解放していただきましょう。主様、ハナマルさん、準備はよろしいですか?
(なまえ)
あなた
えぇ。ハナマルは?
カワカミ・ハナマル
カワカミ・ハナマル
おう、いつでもいいぜ。いよいよ俺達の悪魔のお披露目って訳か...半年前に契約はしたものの...具体的にどんな悪魔なのか、何一つ知らないんだよな
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
えぇ。契約した時点から、悪魔の力を解放することは可能なのですが...悪魔の力を使うと言うことは...身体に縛り付けた悪魔を、少しだけ自由にするということ。
個人差はありますが...身体が馴染まないうちに、力を解放してしまうことは...色々リスクはあるのです...ですがご安心を。経験上...半年も経てば、その危険はほぼないことがわかっていますから
ムー
ムー
成程。それで今まで、悪魔の力の解放をしなかったんですね
カワカミ・ハナマル
カワカミ・ハナマル
それじゃ主様、力の解放を頼むわ
(なまえ)
あなた
えぇ
あなたの名前は本を開き記号をなぞる
(なまえ)
あなた
「来たれ。闇の盟友よ。我は汝を召喚する。ここに悪魔との契約により、ハナマルの力を解放せよ」
カワカミ・ハナマル
カワカミ・ハナマル
おぉ...!?こ、こいつは...
悪魔の力を解放した瞬間、ハナマルの前に白い巨鳥が現れた
カワカミ・ハナマル
カワカミ・ハナマル
この鳥が...俺と契約した悪魔って訳か
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
えぇ。その悪魔の力は「フォカロル」...かの者が与えてくる力は...手にする武器を、「決して折れない刃」に変えてくれるとか
カワカミ・ハナマル
カワカミ・ハナマル
えっまじで?なら、天使をいくら狩っても折れる心配がないのか...ふ〜ん、そいつは頼もしいねぇ
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
あ、あの!次は、俺が試してもいいですか?
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
わかりました。主様...次はテディさんの力の解放をお願いできますか?
(なまえ)
あなた
えぇ、勿論
再びあなたの名前は記号をなぞる
(なまえ)
あなた
「来たれ。闇の盟友よ。我は汝を召喚する。ここに悪魔との契約により、テディの力を解放せよ」
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
うわっ!で、出た...!これは...白い...ヒグマ...?
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
その悪魔の名は「フォルネウス」...契約者に、大いなる「腕力「を与えてくれる悪魔です
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
腕力を...!成程...確かに、体の芯から力がみなぎってくる感じがします、身体の感覚も、普段とちょっと違いますけど…慣れれば大丈夫そうですね
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
成程、自分の戦い方に合致した力だと、より戦いやすくなりますね。それでは主様、次は、私の力の解放をお願いできますか?
(なまえ)
あなた
分かったわ
あなたの名前は記号をなぞった
(なまえ)
あなた
「来たれ。闇の盟友よ。我は汝を召喚する。ここに悪魔との契約により、ユーハンの力を解放せよ」
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
ふむ...これは...狼...ですか
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
その狼の名は「マルコシアス」...黒い雌狼の姿をした悪魔です。天使を狩れば狩るほど...契約者の身体能力を、一時的に引き上げてくれる力を持っています
シノノメ・ユーハン
シノノメ・ユーハン
ほぅ...天使を狩れば狩るほど...?それはいいですね。速さと手数で戦う私には、ピッタリです。特に...多数の天使を相手にする時に、力を発揮できそうですね
テディ・ブラウン
テディ・ブラウン
流石、ユーハンさん。早速、天使との戦い方を頭の中で組み立ててますね!
思ったけど...どれも強力な悪魔ね
アリス
アリス
"お嬢様、私の方がこの悪魔より強いですけど??"
はぁ...全く...困った色欲魔ですこと
(なまえ)
あなた
"知ってる、ただ三人に感心しただけよ。変な嫉妬心を出さないで。引っ込んでなさい"
アリス
アリス
"はい...申し訳ございません..."
(なまえ)
あなた
"...まぁ最近、呼んでないからね...また呼ぶかもしれない日があるから"
アリス
アリス
"それはいつなのですか?"
(なまえ)
あなた
"まだまだ先よ。我慢して...出来たら私を抱きしめて構わないから"
アリス
アリス
"...!(´。✪ω✪。`)✧*。はい、かしこまりました♪"
急にご機嫌ね........
アリスの会話が終わると別邸の三人は現れた悪魔に戸惑うこともなく...むしろ晴れやかな表情している。いよいよ天使と戦える、そんな想いの方が彼らにとっては強いかもしれない
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
.......ベリアン、ちょっといいかな?
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
はい?なんでしょう
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
幸い、三人とも無事に悪魔の力を解放できたようだけど...彼らには...悪魔の力の「代償」について、説明したのかい?
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
いえ...それは、まだです。代償と言っても...実際に発現するかどうかは、個人差がありますし...仮に代償があったとして...周りに気を遣わせないために、隠しておきたい方もいられるでしょうから。例えば...ミヤジさんのように
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
.......あぁ。それもそうだね
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
力の代償については、追々説明していきましょう
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
分かった。しばらくは、それとなく彼らの身体を気にかけておくよ。特に、彼らが力を解放した後で...身体に異変が起きないかどうかをね
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
はい...よろしくお願いします、ルカスさん

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