第14話

鈍感
175
2026/04/07 08:00 更新











昼休み。
私は机に横になってしょうくんが送ってきた写真を眺める。






チェヨン
ねえあなたの下の名前。また『しょうくん』ー?








チェヨンがお弁当を持って呆れたように覗き込んできた。彼女は私の親友で私に新しい家族ができた頃からの仲だ。それから私の実兄であるスビンオッパの熱狂的なファンでもある。



あなた
だって最近会ってないし……てか気軽にしょうくんて呼ばないでよ。
チェヨン
はいはい。いい加減、想い伝えちゃえばいいのに。義理の兄妹なんだし、法的には問題ないでしょ?
あなた
……バカ言わないで。しょうくんにとって、私はずっと『可愛い妹』なの。この関係を壊すなんて、考えられない







私はスマホを伏せ、ため息をついた。






チェヨン
ふーん。まあ、あなたの下の名前がそう言うならいいけど……。それよりさ、ユウシくんとはどうなの?韓国に住み始めたんでしょ?
あなた
ユウシ? どうもこうも、最近は本格的に練習生始めて、毎日忙しそうだよ。
チェヨン
えー? でもユウシくん、あなたの下の名前のために毎日必死に早く帰ってきてるんでしょ?




チェヨンはやたらと身を乗り出して、探るような目で私を見てくる。




あなた
それは……たぶんしょうくんやオッパに頼まれて仕方なくだよ。だってユウシしょうくんの言うことなら聞くから。
チェヨン
……本当にそう思ってるの? 
あなた
……他にどんな理由があるわけ……?







他の理由と言えばあの日ユウシが熱を出した日つい寂しいと心の声を漏らしたことがきっかけではないのかとは薄々感じてはいるけど、もしこれがほんとだとしたら私のせいで……ていうかユウシがその理由だけで自分を犠牲にするだろうか…


チェヨン
あーあ。ユウシくんも大変だね。




チェヨンは、呆れたようにお弁当の具を口に入れながら大げさに首を振った。




チェヨン
いい? あなたの下の名前。灯台下暗しって言葉、忘れちゃダメだよ
あなた
なにそれ………それより、オッパの新曲教えてよ。また知らなかったら拗ねるからさ。
チェヨン
……話、そらしたわね

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