ここは青葉城西高校の第3体育館だ。
体育館の匂いが鼻をかすめる。
スポーツシューズで走る時の不思議なキュッという音やサーブやレシーブのダンっとした音がこの体育館を支配している。
そんなバレー1色の音の中我らが主将の声が響く。
男共のむさ苦しい声の挨拶も主将の声に続き響かせる。
そんな大きな音を聞いて思った。
──そう、この一言に尽きる。
タダでさえ音を体育館が跳ね返しているのに。
その音を出してる犯人が横にいる...バカうるさい。
そんな少年の声をスルーして、
主将......大地さんの元へ足を運んだ。
大地さんが言うには本来なら......
飛雄さんら大地さん、龍之介さん、翔陽さん、力さん
この6人で行く予定だったが、翔陽さんの調子が思ったより悪いので先輩は龍之介さんと大地さんのみにして翔陽さんがリラックスして行えるように出来れば1年多めに入って欲しいとのこと。
まぁ、ぶっちゃけると.....
いや、私も立派なNRC生徒。
協調性とか普段は無に等しい訳でして......
ん〜、、。まぁ仕方ない。私優しいのでやりますか。
なんか、どっかのカラスみたいでイヤですね......
前言撤回。仕方なくやってあげます。
そんなこんなで練習試合が始まった。
私は昔サメに襲われた時くらい嫌な予感がした。
私は思った......
だって、今回絶対無理でしょう......
相手3年3人、2年2人、1年2人...
コッチは3年1人、2年1人、1年4人......
しかも今回の要の囮はコンディション最悪......
その予感...いや予想...?は爆あたりした。
大地さんの確実に拾えるレシーブのボールを取ってたり、田中さんのレシーブ邪魔したり、飛ぶ時足からまったり、飛雄さんと息が合わなかったり......
挙句の果てには烏野のタイムアウトを1回使う始末。
相手はバレーの強豪の青葉城西...
飛雄さんブチ切れ。まぁ、そりゃそうですよねー。
大地さんが気分を変えていこうとするも。
そのフォロー叶わず、翔陽さんのサーブ............
空気がおかしいくらいにくらい。
龍之介さんに関しては翔陽さんの息が止まってないか飛雄さんに聞くくらいだ。絶対判断ミス。
飛雄さん絶対分からないでしょう、仲間の不調......
そんな感じでボーっとしていると、髪にボールを掠め、真横黒い頭が下がっのが見えた。
翔陽さんのサーブは無事、、王様こと、飛雄さんの頭へ献上されましたとさ...........メデタシメデタシ...
そして、第1セットが終わった。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!