第2話

第1話
41
2026/03/08 00:34 更新
(なまえ)
あなた
んぅ…
今日も耳障りな音が身体中に響く。
自分で設定したはずなのに、どうしてこうも毎日嫌気が差すのだろうか。
音のなる方向を手当り次第探り、アラームを止める。
(なまえ)
あなた
(起きるか…)
今まであたっていた柔らかい感覚から上半身を離す。寝ぼけ眼を擦り、時計に目をやる。

…………“ 7:40 ”?
(なまえ)
あなた
7時40分ンンンンンンンンンン!?
母
だからあれだけ言ったのに
母の声が扉越しに部屋に届いた。大遅刻だ。
ああどうしよう、学校にどんな顔して行こう、母になんて言い訳しよう、朝ごはんは?昨日は眠くて準備もしてない!
色々な思考を巡らせている間に刻一刻と時間はすぎていき、それに気づくのにも数秒かかった。やらなくてはいけないことの優先順位を考える。まず着替え、その後準備、朝ごはんは置いてあるやつ食べよう、学校への対応はあとだ。
母
トースト冷めちゃうから早めに食べなさいよー
玄関ドアを開ける音がかすかに聞こえる。仕事に行くのだ。
(なまえ)
あなた
やばいやばいやばいやばぃ……
階段を颯爽と駆け降り、テーブルの上に置いてある目玉焼きトーストを頬張る。うん、さすが母、好みの味付けだ。温もりは感じないけど。


って評価してる場合じゃない!!
(なまえ)
あなた
行ってきまぁーす!!
私はドアを勢いよく閉めて家をあとにした。
(なまえ)
あなた
ただいまぁ……
誰もいない家に独り呟く。重い体で部屋まで移動し、ベッドにダイブする。
今朝の騒がしさといい、学校の面倒くささと言い、いい加減にして欲しい。
…まあだいたい自分のせいなのだが。
それでもあまりに辛すぎる。1日に少しづつ体がいたんでいる気がする。なんかミシミシ聞こえてくる気が……
……そんな時はぁぁ……

“Eddsworld”!!!

よし、見よう。今の私なら100回ぐらい動画を観れる気がする。二次創作もじゃんじゃん見てやる。pixiv開いてプリ小説いって占ツク見て……
やば、想像以上に最高かも。
そうと決まればみよう!!
私はスマホに手をかけた。
母
ただいまー
もうどれくらい時間が経ったのだろうか、気が付けば母の声がして、とっくの等に日が暮れていた。やばい、課題してない、明日の準備も。
……やるか。今。
もう充分動画は見たし、今ならなんかできる気がする。
わたしはバッグから課題を取りだして机に置き、椅子に腰掛けたあとそれと向き合った。
母
あなたー?
(なまえ)
あなた
あっ、お、おかえり!
母
晩ごはん何がいい?
(なまえ)
あなた
ええっとねぇ…
母
あ、なんでもいいナシね
本当に時間は不思議だ。返事をしたり課題を終わらせていたりしたらもう寝る時間だった。
よし、ねよう。Eddsworldのおかげでいい夢見れそう←←
ベッドに仰向けになってぼーっとしているとなんか…………

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