2日後
今日は無陀野さんたちがくる日
ちょっぴりたのしみ…
カウンターで馨と本を読んで数時間ほど経つと、
古本屋に8人くらいのお客さんが来た。
………頭からふる…
みどり、おれんじ、きいろ…
そういえば、金髪のひと無陀野さんににてる…?
無陀野さん似のひとは本を三冊手に取って
カウンターに来た。
無陀野さん…!
カウンターから少し顔を出すと、
無陀野さんと目が合った。
オレンジ髪の人が馨に聞くと、
馨は僕の頭を優しく撫でて答えた。
オレンジ髪の人は屈んで僕と目線を合わせた。
初めて関わるタイプ…
怖くて馨の後ろに隠れると、
馨は苦笑しながらも僕を膝に乗せて
だっこしてくれた。
オレンジ髪の人は手を合わせて
謝ってくれた。
優しい人…?
馨は僕を抱っこしたまま
何かの説明を始めた。
鬼機関は偵察部隊、援護部隊、戦闘部隊があるらしい。
そしてここは偵察部隊。
いっぱいある…難しい…
ある程度説明が終わると、無陀野さんは
こっちに歩いてきた。
今思い出した、終わりのない課題…
一応終わってはいるけど、
合ってるかどうか分からないから
ちょっと不安になりながらも
カウンターの下から取り出して差し出す。
無陀野さんは課題を受け取り
店からでていった。
出ていく前、オレンジ髪の人は
手を振ってくれた。
優しい…。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。