夫婦…
老師…
めめこじ…
ゆり組…
みんな、幸せそう…
いいな…
俺も、そっちに行きたいな…
手足に繋がれた鎖は、今でも壁に埋め込まれたまま。
身動きが全く取れない。
ご飯は毎日2食
鍵が掛けられた扉が一瞬開かれ、その一瞬の間にコンビニの弁当が置かれる。
あるだけありがたいよ、生かされてるんだから。
邪魔者は餓死したって構わないんだから。
…でも、やっぱり……
お腹が満たされても、何かが満たされない。
ずっとこの部屋で、一人きりで過ごす日々。
ねぇ、みんな…
俺もそっちに行きたいよ…
みんなの関係は邪魔しないから…
下の名前で呼ぶことも、スキンシップも無くすから…
だからお願い…
そばにいて…
隣で笑って…
俺だって…愛されたいよ……
ℰ𝓃𝒹……












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!