放課後の教室で…
いつも通り、後輩で彼氏のジフンくんと
二人でキスの練習
そっと、瞳を閉じて…
頬に感じる貴方の手のあたたかさ
ゆっくりと、顔の近づく気配がすれば
唇が重な…
重な、らない
不満そうな声が聞こえたあとに
くすっとジフンくんが笑った
俯きながらそう呟く
そう、いつもこうやって、私が拒んでしまうのだ
だって、ほんっとに恥ずかしいんだもん…
いつもなら、じゃー、また、明日ね.と帰してくれたが
今日は違った
それだけで良いならっと
そっと、唇を近づけて
頬に当たる、というその瞬間
くるっと、ジフンくんがこっちに向いてきて
ちゅっ と唇が重なった
楽しそうに笑うジフンくんを
睨みつけた
ジフンくんには勝てる気がしなくて
何だか悔しかったから
ジフンくんの首を思いっきり掴んで
ちゅっ と
勢いよくキスしちゃった
真っ赤になった姿を可愛いと思うのは
君も私も同じみたい
目には目を、唇には唇を.
end













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!