宇髄「おい、あなた」
あなた『...?はい?』
宇髄「笑え」
あなた『...?』
宇髄「笑えつってんだろ」
あなた『ぁえ...笑うって』
宇髄「こうだよ」
グイッと私の頬を掴み無理やり口角を上げられる
あなた『え...ひょっと、宇髄しぇんせぇ』
宇髄「こうだよ、こう」
無理やりほっぺを上にあげる
あなた『....いひゃいれす』
宇髄「あなたは派手派手な笑顔で笑っときゃいいんだよ」
あなた『ふふっ派手派手って笑笑』
やっと手を離してくれたかと思ったら
いつものハデハデ(?)が出てきた
宇髄「それだよそれ」
あなた『...へ』
宇髄「その笑顔で笑っとけ」
満点の笑顔でそう言ってくれる。
怜香「あのぉ...宇髄先生〜」
宇髄「あ、花咲のこと忘れてた」
怜香「二人の世界に入るから喋りかけられなかったんです!!」
宇髄「悪い悪い」
宇髄「じゃあな、あなた」
あなた『...はいっ!!』
宇髄「花咲、行くぞ」
怜香「はいっ!!」
前から気になってた、宇髄先生は私だけ名前で呼ぶ
怜香を含めてみんな苗字で呼ぶのに
あなた「ん〜...」
男子「何かあなたって宇髄先生に気に入られてんな」
あなた「...え?」
男子「宇髄先生、怖くねぇの?」
あなた「ん〜特になんとも思わないかな」
男子「ふーん」
入学式のときちょっと怖いなと思ったきり
それからは怖いなんて思ったことなかったな...。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。