第2話

派手に笑え
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2020/08/14 00:59
宇髄「おい、あなた」


あなた『...?はい?』


宇髄「笑え」


あなた『...?』


宇髄「笑えつってんだろ」


あなた『ぁえ...笑うって』


宇髄「こうだよ」


グイッと私の頬を掴み無理やり口角を上げられる


あなた『え...ひょっと、宇髄しぇんせぇちょっと  先 生


宇髄「こうだよ、こう」


無理やりほっぺを上にあげる


あなた『....いひゃいれすいたいです


宇髄「あなたは派手派手な笑顔で笑っときゃいいんだよ」


あなた『ふふっ派手派手って笑笑』


やっと手を離してくれたかと思ったら


いつものハデハデ(?)が出てきた


宇髄「それだよそれ」


あなた『...へ』


宇髄「その笑顔で笑っとけ」


満点の笑顔でそう言ってくれる。


怜香「あのぉ...宇髄先生〜」


宇髄「あ、花咲のこと忘れてた」


怜香「二人の世界に入るから喋りかけられなかったんです!!」


宇髄「悪い悪い」


宇髄「じゃあな、あなた」


あなた『...はいっ!!』


宇髄「花咲、行くぞ」


怜香「はいっ!!」


前から気になってた、宇髄先生は私だけ名前で呼ぶ


怜香を含めてみんな苗字で呼ぶのに


あなた「ん〜...」


男子「何かあなたって宇髄先生に気に入られてんな」


あなた「...え?」


男子「宇髄先生、怖くねぇの?」


あなた「ん〜特になんとも思わないかな」


男子「ふーん」


入学式のときちょっと怖いなと思ったきり


それからは怖いなんて思ったことなかったな...。









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