あなたside
『…遅くね?』
まぁ、皆さんおわかりの通り
最後はシンメくんなので
次は西の畑なんですけども
『…え、もう呼んでから15分たってるよ?』
"ガチャ"
西畑「っはぁ!すまぬっ!遅れたぁっ!」
『うん、遅れすぎ』
西畑「コンビニっ、行ってたら、おかんおった…ww」
『ぶふっww』
西畑「いや、マジでビビったww」
『それはビビるねww』
西畑「…で?話って?」
『…怒らないで聞いて欲しい』
西畑「…?うん」
『か、海外留学、しますっ…!』
西畑「…まじか」
『え、ほ、本当に怒んなかった…』
西畑「…ふっ、何言っても聞かねぇって分かってんの、多分俺だから」
『…Jr単独ドーム終わったら行ってくる』
西畑「…楽しもうな」
『…おうっ!』
西畑「あ、それと」
『…ん??何これ、紙?』
西畑「二宮くんからの公演お疲れ様メッセージ」
『え、え、えええええええええええ!?!?』
西畑「ふっ、じゃあな」
"ガチャ"
『…二宮くん、くそ拝める』
『きょへ…あぁ、来て欲しくn』
高橋「来たで〜」
『来たぁ…』
高橋「いや、なんなん!呼んだのあなたやん!」
『…ふっ、ヒック、ふえっ』
高橋「え、え、どなっ、え、」
『ごめんっ、はぁっ、ヒック』
高橋「お、お、お、おちっ、落ち着こっ!」
『(こくこく)』
高橋「…大丈夫やで、大丈夫、大丈夫」
『っ、はぁ…』
高橋「落ち着いた??」
『うん、ありがとう』
高橋「…で?話は?」
『…留学してきます』
高橋「…フランスな」
『…え、?』
高橋「…ほんまなんかぁ、噂で聞いてただけやけど…」
『ごめん。』
高橋「…いつ行くん?」
『Jr単独ドーム終わったら』
高橋「…海外行ってもシンメ…やんな?」
『当たり前でしょ』
高橋「戻ってきたら…」
『戻ってきたら?』
高橋「…また一緒に笑おうな」
『…ベタすぎね?』
高橋「いや、言うな」
『ふふっ、ありがとう』
高橋「ん!」
"ガチャ"
『マネぇ…』
"ガチャ"
マネ「何?」
『っぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
マネ「っんだよ、ビビるじゃねぇか」
『みーとぅーだよぉ!!!』
マネ「うっせ、ネタばらし行くぞ!」
『…うんっ!』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!