第4話

3話『いざ、東中へ!』
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2025/01/18 08:00 更新





東中に近づくにつれ、猫の数が多くなっており、2人はくしゃみをしたり腕をかいたりすることが増えていた。







ぺいんと
ぺいんと
やっと着い…はっくしゅん!!
らっだぁ
らっだぁ
猫やべ〜
らっだぁ
らっだぁ
あの、クロノアさんってどこにいます?
東中のモブ
東中のモブ
番長ですか?さっきあそこに…
クロノア
クロノア
やあ、遅かったね
ぺいんと
ぺいんと
うわ!?
らっだぁ
らっだぁ
うお!?
東中のモブ
東中のモブ
あ、番長!また明日!
クロノア
クロノア
うん、気をつけてね
東中のモブ
東中のモブ
はい!
ぺいんと
ぺいんと
(人望すげー、番長って怖いだけじゃないんだ…)
クロノア
クロノア
じゃあこっちに行こうか、なるべく猫が少ないところから案内するよ
ぺいんと
ぺいんと
ありがとうございます!
クロノア
クロノア
部屋に入るまでは少し静かにね
ぺいんと
ぺいんと
?はい!
らっだぁ
らっだぁ
(…まさか、ね)
 
                                 〜東中の校内〜

着いていけば人気も猫気もない場所に案内される。がたつく扉を開け、階段を最上階まで上がり、奥の部屋まで進む。
青いカーテンを纏った部屋の前まで行くと、クロノアはこちらに向く。



クロノア
クロノア
ようこそ、俺達の学校へ。お会いできて光栄です、北日中高校の番長さん
ぺいんと
ぺいんと
(雰囲気が変わった…)








そういうとドアを開け、中に入る。続いて中に入ると基本ものは青のものが多く、ソファや大きな棚など普通の教室じゃありえないものが沢山ある。

さすがに猫が多いからか、キャットタワーも何個か置いてある。今日は俺たちのために居なくしてくれているらしい







クロノア
クロノア
こっちへどうぞ
ぺいんと
ぺいんと
わ、すご…
クロノア
クロノア
そうかな?ぺいんとのとこはこんなんじゃないの?
ぺいんと
ぺいんと
えっと…?
らっだぁ
らっだぁ
こいつはなったばっかりなんでまだ無いんすよ
クロノア
クロノア
あ、なるほど!お部屋作る時言ってよ、俺も手伝うからさ!
ぺいんと
ぺいんと
ほんとですか!?ありがとうございます!
クロノア
クロノア
んふふ、いえいえ
クロノア
クロノア
じゃあさて、話そうか
ぺいんと
ぺいんと
へ?
クロノア
クロノア
ここ、東日中高校は4校の中で唯一の私立高校ってことは知ってるよね?
ぺいんと
ぺいんと
まあ、はい…
クロノア
クロノア
私立だからといって関係なく番長はずっと続いていて、今俺がいるって訳
クロノア
クロノア
君の所と同じで番長決めは推薦型でね、でもちょっと違うところは先生からの推薦なんだ
ぺいんと
ぺいんと
先生から!?
クロノア
クロノア
不思議だよね〜
ぺいんと
ぺいんと
俺はらっだぁからだけど…そんな事あるんすね
クロノア
クロノア
…そうだ、ぺいんとに言っておこうと思ってたことがあったんだ
ぺいんと
ぺいんと
なんですか?
クロノア
クロノア
うちの生徒会長、少々厄介者でね、なるべく出会わないように気をつけてね
ぺいんと
ぺいんと
なんでですか??
クロノア
クロノア
俺に異様に突っかかって来るんだよ〜、多分不良が嫌いなんだよね
クロノア
クロノア
だから、気をつけて
ぺいんと
ぺいんと
はい!!
クロノア
クロノア
最後に聞きたいことがあるんだけどさ
ぺいんと
ぺいんと
はい?
クロノア
クロノア
ぺいんとは推薦型だから難しいかもだけど、番長になってどうしたいの?
ぺいんと
ぺいんと
え?
クロノア
クロノア
歴代の先輩は「目立つから〜」とか「大切な人がいるから守りたい〜」だとか色々あったんだけど、君は?
ぺいんと
ぺいんと
えっと…
クロノア
クロノア
ぺいんと
ぺいんと
その…
らっだぁ
らっだぁ
クロノア
クロノア
ん、急に聞いてごめんね、また決まった時教えてよ!生半で番長やって欲しくなかったから聞いただけ
クロノア
クロノア
じゃあ次!ここに来た時に教えて!
ぺいんと
ぺいんと
わかりました…!
クロノア
クロノア
そんじゃあお話あい終わり!校門まで送るよ
ぺいんと
ぺいんと
そんな、悪いですよ💦
クロノア
クロノア
いいからいいから
ぺいんと
ぺいんと
でも…
らっだぁ
らっだぁ
クロノア
クロノア
しっ
ぺいんと
ぺいんと
らっだぁ
らっだぁ
誰かが近づいてくるから静かに
クロノア
クロノア
…よし、ちょっと失礼




と言いながらクロノアはらっだぁを担ぎ、ぺいんとを脇の下に持つ




ぺいんと
ぺいんと
!?
らっだぁ
らっだぁ
!?
クロノア
クロノア
ちゃんと捕まっててね〜、じゃ行くよ、せーっの!




クロノアは空いていた窓に足をかけ、宙を舞う。このまま真っ直ぐに行くはずもなく、重量に任せるように下に落ちていく




ぺいんと
ぺいんと
うわあああああああ!!?
らっだぁ
らっだぁ
クロノアさん何してるんすか!?
クロノア
クロノア
何って、飛んでるけど?
らっだぁ
らっだぁ
なんでそんな呑気なんすか!?
クロノア
クロノア
あはは、慣れてるからね〜…よっ、と






華麗な着地を見せる。

今にも死にそうになっているふたりとは裏腹にクロノアは2人を連れてすぐ校舎の壁に隠れる








クロノア
クロノア
ふたりとも大丈夫?
らっだぁ
らっだぁ
俺は何とか…でもぺいんとが
ぺいんと
ぺいんと
死ぬかと思った…
クロノア
クロノア
ごめんごめん、見つかるとまずいと思ってね
らっだぁ
らっだぁ
例のッスか?
クロノア
クロノア
さすが、察しが早いね
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
もしかして、さっき言ってた生徒会長のこと?
クロノア
クロノア
大当たり、さっきこっちに向かってきてたから見つかるとまずくて
ぺいんと
ぺいんと
え、まずいんすか?
クロノア
クロノア
何も言わず2人を連れて来たからね〜、うちの学校だと一応不法侵入扱いされちゃうから見つかったらやばいんだよね
クロノア
クロノア
見つかったら説教長くてね〜
ぺいんと
ぺいんと
へー、うちのとこそんなんじゃないな〜
らっだぁ
らっだぁ
クロノア
クロノア
ん?大丈夫かい?
らっだぁ
らっだぁ
ええ、まあ、ちょっと…
クロノア
クロノア
そっかそっか!また何かあったらおいでね
らっだぁ
らっだぁ
ありがとうございます
ぺいんと
ぺいんと
クロノア
クロノア
よし、じゃあ門までお送りするよ!





クロノアに案内され、手を振ってわかれる。猫が俺たちに飛びかかろうとしている所を必死にとめているとこを見ると申し訳なくなる。

外はもう夕方で夕日が落ちてきている。家に帰るまでの道だが、どうもらっだぁが静かだ。

聞いてみるも






らっだぁ
らっだぁ
ん?なんもねーよ、気にすんな




と返されるだけだ。何かあったのかと思いながら、俺はいつも通り話題の1つを口に出す


 
 
くそ、窓から逃げやがったらあの泥棒猫め…
勝手に外部から人連れてきて!見つけたら説教してやる!
ん?あれは…
  







らっだぁ?

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