※現パロ。
※高校生。
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善逸-side
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……夢なんてものは、俺にはなかった。
生きる意味なんてもう、わからなくなった。
なんの為に、俺は生きているのだろうか。
重い瞼を開けて、今日もまた目を覚ます。
カーテンの隙間から差し込んだ光に、思わず顔が歪んで。
……明日なんて来なければいいのに、と。
今日もまた、ぽつりと……そう零した。
* * * *
……授業を抜け出し、屋上へと上がる。
今日は何だか、朝から気分が悪い。
体調が悪い訳ではなく……精神的に、気分が悪かった。
……こんなにも空が眩しいからだろうか。
何千年、何億年と光り続けるそれは、俺とは真逆の存在だった。
天気が良く、雲一つない青空。
太陽の光がより際立つ季節に差し掛かってきた今日この頃。
思わず、溜め息が漏れる。
ただ、なんの夢も目的もある訳でもなく。
……ただ、何となく生きているだけ。
俺は……そんな人生に、少し嫌気が差し始めていて。
* * * *
ガバッ、と飛び起きれば、冷たい空気が頬を掠めた。
空には……幾千もの光と、三日月。
どうやら俺は、いつの間にか寝てしまっていたようで。
辺りはすっかり暗くなってしまっていた。
背後から響く、優しい声。
驚いて勢い良く後ろを振り返ると。
……透き通った赤い瞳と、優しい笑みが印象的な少年がそこに居て。
1年…ということは、俺より一つ下。
てっきり、同い年か年上かと思っていたから……少しばかり驚いた。
そこで、俺に丁寧に掛けられている布の存在に気付く。
その上着を、主に返して。
俺が帰ろうと思った時に、炭治郎は…口を開いた。
……炭治郎から、心配の音がした。
見ず知らずの俺を、本気で心配してくれてるんだな……。
そう言ってニカッと笑った炭治郎が。
何故だか……闇を照らす、綺麗な魁星のように見えて。
全てを話し終えた時には。
そう言って、お前は笑って。
あぁ、どうか神様。
もしもこの時間が、夢で終わってしまうのなら。
昨日を、変えさせてなんて…言いやしないから。
──また明日も、君とこうやって笑えたら。
1人、布団に潜り込んだ俺は。
小さくそう呟いた。
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………ムズいッッッッ((((((((
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。