ゆっくりと保健室に向かい
力の入らない拳でドアをノックする
コンコン…
すると中から「はーい」と
聞こえる。
ストンと肩を持ち
無理やりベットに座らされた。
頭を撫ぜられる。
私のこと生徒と間違ってるんじゃ …
でもなんかこういう感覚が久しぶりで
少し嬉しい。
学校の先生なのに
次の日もちゃんと学校があったのに
二日酔いとか…
正直恥ずかしい。
うん…
ジャニさんに注意してもらわなきゃ…
…あれ ?思っていた反応とは違った。
え~~~~~~~~~
かっこいい先生と飲みに行けるなんて …
保健室来てよかった…
と心の底の底で思ってしまった自分を殴りたい。
ですよね ~~
ジャニさんは
「ふふっ」
と笑い
先程までしていた作業に戻った。
お父さんのような包容力と
白衣を着て色気があるジャニさんに
ベットに横たわりながら
暫くじっと見つめ
そのまま眠りについた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。