第2話

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2021/10/28 12:29 更新
あなたは父親の手を繋いでどこかへ向かう。
行先なんてものは教えてくれない。
父親は清楚な服を着て堂々と道を進む。
あなたの下の名前は粗末な格好をして。
父親はたまに私の方をみて嫌そうな顔をする。
目的地に近づいて来たのか父親は
父親
今からある人に会いに行く。愛想良くしておけよ。
(なまえ)
あなた
はい…
その時、横を通った黒髪の少年の服を無意識に掴んだ。
あなたは何故掴んだのか理解出来ず、ただ少年の顔を見ていた。
治崎廻【学生時代】
…
(なまえ)
あなた
あの、、えっと…すみませッ…ん
あなたの下の名前は、絶望の中、蜘蛛の糸が垂れるのを待っている様な顔をしていた。
治崎廻【学生時代】
どうかしましたか?
(なまえ)
あなた
いや、あの…えっと
あなたの下の名前は"父親に売り飛ばされるから助けて欲しい。"と父親の目の前で言える訳がなかった。
少年はその事が分かっていた。
ハッキリ"助けて”と言うのか様子を伺っていたのだ。
父親
すみませんねニコチッほらさっさと行くぞ。人を待たせてるんだ
父親が無理に引っ張ろうとした時、あなたの下の名前は弱々しい声で言った。
(なまえ)
あなた
たす…けて!
そういうと、少年はあなたを引っ張っている父親の手を掴み、1度分解し、そして修復をした。
治崎廻【学生時代】
お前は1度死んだ。
父親
は?
治崎廻【学生時代】
次は修復せずに放置するぞ
父親
〜〜!チッ
父親
クソガキ覚えてろよ!
そう言って父親はどこかへ去ってしまった。
あなたの下の名前はその父親を見送り、慌てて少年に謝罪と感謝を述べた。
(なまえ)
あなた
あの…すみません…そしてありがとうございました。
治崎廻【学生時代】
お前、行くあてがあるのか?
そう言いながら少年は手をウエットティッシュで拭き、あなたの下の名前の様子を見る 。
(なまえ)
あなた
えっと…無いです
あなたの下の名前が下を向き少し落ち込んだ様子をすると、少年は違う所を見て、再度あなたの下の名前を見る。
治崎廻【学生時代】
家に来るか?
(なまえ)
あなた
え?
あなたの下の名前は顔を上げ、少年見ると少年は、口を開けた。
治崎廻【学生時代】
多分親父が面倒を見てくれる。
あなたの下の名前は顔を上げ嬉しそうに目を大きくした。
(なまえ)
あなた
ありがとうございます…!!
少年が歩き始めると、あなたの下の名前はそれについて行くように走っていった。

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