ん…!?私今とんでもないことを言ったような。
これじゃあ「小平太との子が欲しいです」って言ってるようなものではないか…?
本心といえば本心だけど…この微妙な関係で言うべきではないので色々とまずい!!
バレてた…松千代先生のこと理解した気がする。
この後、双方の同意のもと正式に結婚が決まり、式の日が決まった。
小平太と祝言をあげたその日の夜。
湯浴みを終えて、この寝室に入ったらすることは多分一つ…
あの体力馬鹿のことだし、行為も乱暴なのだろうか。
体調は万全にしてきたけれども…心配だ。
だって私は…
急に小平太が出てきたから情けない声を上げるところだった、危ない。
部屋に入ると心臓がどきんと波打った。
二つの布団が隙間なく並べられていたからだ。
湯浴み前悩んだ末、手のひら一つ分隙間を空けて並べたはずなのに…!?
布団をジーッと見ていたからバレてしまった。
というか小平太その気じゃん!!
いや夫婦なんてそんなもんでしょ、元々この結婚の意味なんてやることやらないといけないんだし。
そうだやるしかないのだこの恐怖を払え…っ!!
三つ指をついて小平太の方に向かって頭を下げた。
言葉通り顔を上げるとすぐ側には小平太がいて私を抱きしめてくれた。
それは兄弟にする時と同じような温かさがあって、震えていた手が止まる。
耳元で言われたその言葉に思わず目が潤んだ。
お腹辺りに何が固いものが突き当たりだした。
まさかこれって…
突然押し倒され、口吸いに驚きながらも、私は目を閉じた。
小平太に身を委ねるつもりで。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!