親が何処にいるか誰かは知らない
また、なぜ物心ついたときから炉端にいたのかも
ずっと暮らしていたためそういうものなんだと思っていた
小さな頃から角が生えていて成長するとだんだん伸びてきた
はじめは気づいておらず優しくしてくれていた人もどんどん離れていった
一人になるだけならまだ良かった、なんとか耐えられるから
しかし、不気味に思われたのか罵られ殴られいじめられるようになった
その時の記憶がトラウマとなり今でも戦闘中以外は罵られたり怒鳴られたりすると体がすくんでしまう
10歳頃までそのような生活が続いた
10歳を過ぎた頃住んでいたあたりがアンドラとジニアの抗争に巻き込まれてしまった
その時、怪我したまま逃げていたところをジニアの組織の人に助けてもらった
その後ジニアに入ることにし様々な技や自身の種族に関すること、この国についてなど色々なことを教えてもらった
しかし助けてくれて親代わりになってくれていた人は抗争の途中でなくなりそれ以降大切な人を失うことが怖くなり愛が重くなった
ちなみに16歳というと少し大人のように感じるが鬼は長生きであるためまだまだ子どもである
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。