あなたside
___昼休み
ほんの数時間前に起きたことを今問い詰められている。
正直言って仲の良い幼馴染に男と付き合ってたなんて知られると思うと信頼より不安の方が勝ってしまう。
そう思ってしまうのは流石に勝手すぎるだろうか
そう言ってロウの方を見て少し微笑んだ。
大丈夫だよロウ。
安心して見ててね。
でも正直不安だから、その時は助けてね。
そう言うとショウは分かっていたような顔をし、
少し寂しそうに微笑んだ。
そう言っているときのショウの目に涙が溜まっているように見えた。
ごめん、
ごめんね。ショウ
俺、臆病だから。
ずっと言えなくてごめん。
俺は安心と感動で涙が溢れてしまった。
本当にごめん。
ありがとうショウ。
何やら2人で話しているっぽい。
何を話しているんだろう。
突然ショウから名前を呼ばれて少しびっくりする。
少しの間を置いて言われた言葉。
それは俺の人生にとっての2回目の告白だと知るには充分な言葉だった。
突然の言葉で心臓の鼓動がおかしい。
俺、今息してる、?
それが同時に悲しくもあり、嬉しくもあった。
こう思ってしまう俺はおかしいのだろう。
そう言われて俺は自然と口に出ていた。
そう言っていたずらにベロを出して挑発してみる。
俺らの関係は周りから見たら歪なのかもしれない。
けどそれでも、これからもそれぞれの意味は違っても
『好き』の気持ちは変わらないから___
まだ「愛してる」って言葉には出来ないけど、
俺もロウと同じ気持ちってことを忘れないでほしい。
だから、俺が「愛してる」って言えるまで
何十年でも、何百年でも、ずっと隣で待っててね












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!