謙杜side
まだ飲みたいと、ねだるように
腕を絡めて甘えてみたけど
みっちーは優しく笑って
僕の腕をほどいた
そう言って、みっちーは
僕を脱衣所へ誘導する
駄々をこねながら、唇を尖らせて呟くと
と、提案してくれた
大人しくみっちーの言うことを聞き
さっとシャワーを浴びて、リビングに戻ると
ちょうど夕食の片付けが終わったところで
バトンタッチして
今度はみっちーが脱衣所へ向かった
これから2人で、楽しい晩酌
ワインをグラスに注いで
ちょっと高級なおつまみを準備した
シャワーを浴びて
少し酔いが覚めたとはいえ
まだまだ僕は、ぽわぽわ状態で
みっちーが戻ってくるのを
ニコニコしながら待った
嬉しくて、抱きつくと
みっちーのワイングラスが、手元で揺れた
僕は、そんなことには目もくれず
みっちーの首筋に顔をうずめて
喜びと幸せを堪能した
みっちーは、笑いながらため息をつき
僕の頭をぽんぽんした
気持ちよくて、嬉しくて
なんかもう、ぷかぷか浮いてるみたい
幸せ〜(⸝⸝⸝´꒳`⸝⸝⸝)♡
ぎゅっ、、
みっちーは、少し照れながらも
優しく僕を抱きしめてくれた
このままずっと、抱き合っていたい
そう思って、目を閉じた
あかんあかん…
今、一瞬寝てた💦
ベッド、という言葉に
期待してしまって、頬が赤くなる
まぁ、、確かに
ふわふわして、ぐわんぐわんして
瞼は勝手に何度も落ちてきてるけど…
チラッと上目遣いで
みっちーの顔を見上げると
いつもの優しい笑顔が、僕を見つめていた
あれ、どうしよう…
思ったことが、そのまま口から出てしまう
アルコールにやられた脳みそが
コントロール不能になって
欲望が、そのまま溢れ出る
困ったな…止められへん…
歯切れの悪いみっちーの返事に
もやもやしてしまって
不貞腐れたように、寄りかかった
だる絡みして
みっちーの胸に
頭をぐりぐり擦り付けた
僕の恋人は、真面目すぎる
優しすぎる
奥手すぎる
思いやりで出来てんのかってくらい
気を遣われて
正直、ちょっと、もどかしい…













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。