第二十七話:終わりなき闘争
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脅迫者の正体
謎の男は自由と櫻井、そして救い出した神谷を前に、ゆっくりと手を叩きながら笑った。
謎の男:「見事だ、さすが“無限”を手にした少年だな。だが、これは始まりに過ぎない。」
自由:「お前は誰だ!何のためにこんなことをしている!」
謎の男:「私の名はアルバート。かつてこの学院の研究者だった者だ。」
自由たちは驚きの表情を隠せない。
櫻井:「研究者…だと?学院を裏切ったってことか。」
アルバート:「裏切り…?いや、私は真実を追い求めただけだ。だが、学院は私の研究を禁忌とし、追放した。私は“無限”を超える力を生み出そうとしていただけだ。」
その言葉に、自由の目が鋭く光った。
自由:「だからって、仲間を傷つけていい理由にはならない!」
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アルバートの計画
アルバートは冷静に話を続けた。
アルバート:「“無限”は素晴らしい力だ。しかし、それをただの少年が持つなど愚かしい話だ。お前の力を解放し、真の意味でこの世界を支配するのが私の目的だ。」
神谷:「ふざけんな!自由の力は、誰かを支配するためのもんじゃねえ!」
アルバート:「では、証明してみせろ。その力が“正義”であるということをな。」
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新たなる戦闘
アルバートは手をかざすと、巨大な魔獣が現れた。その姿は、今までの魔獣とは比べ物にならないほどの威圧感を放っている。
櫻井:「くそっ…なんだこの化け物は!」
神谷:「あの時の傷がまだ癒えてないのに…やるしかないのか。」
自由は仲間たちを振り返り、きっぱりと言い放つ。
自由:「俺がやる。お前らは引っ込んでろ。」
櫻井:「ふざけるな!俺たちは仲間だろうが!」
自由:「仲間だからだ!浩史はまだ怪我が残ってるし、櫻井さんだって疲れてる。ここは俺に任せろ!」
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“無限”の力、再び解放
自由は一歩前に進み、両手を広げる。魔力が体から放出され、その場全体を震わせた。
自由:「お前の企みなんかに、俺たちの学院も、仲間も渡さない!」
アルバートが召喚した魔獣が自由に向かって襲いかかる。
アルバート:「来い、“無限”の少年。お前の力を試させてもらおう!」
自由は雷と氷の魔法を同時に放ち、魔獣の動きを封じる。さらに地面から炎を噴き上げさせて、魔獣を追い詰めていく。
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仲間の支え
その間、櫻井と神谷は自由を支援する。
櫻井:「くそ…俺たちも黙って見てるわけにはいかねえ。」
神谷:「自由を守るためなら、俺だってやれることはやる!」
二人はアルバートの動きを封じるため、彼の周囲に罠を仕掛け、魔法陣を展開した。
櫻井:「自由、あとはお前が決めろ!」
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決着
自由は最後の力を振り絞り、魔力を一点に集中させた。
自由:「これで終わりだ!!」
放たれた光が魔獣を貫き、ついにその巨体を崩壊させた。魔獣は煙となり消え去り、戦いは終わった。
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終わりなき試練
戦いが終わった後、自由はその場に膝をついた。
神谷:「自由、大丈夫か…?」
自由:「ああ、でもこれで終わったわけじゃない。アイツらはまた来る。」
櫻井は自由の肩を叩き、笑顔で言った。
櫻井:「だからこそ、俺たちがいる。お前一人で背負うなよ。」












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!