私はいつの間にか膝から崩れ落ちて目の前が真っ暗になっていた。検査したわけじゃないが多分私は何らかの障害があるんだと思う。
力を振り絞って立ち上がり雅に笑顔を見せた。
まだ目眩はするけど、皆を心配させられないもん。
空気を私が壊しちゃ終わりだから。
笑顔で嘘をつくけど別にこれくらいの嘘で地獄に堕ちることはないよね?
千夜の声はすごく優しくて、他の女の子にも言ってるのかなとかやな事ばっかり考えちゃう。
生憎千夜は女の子と話すような人ではないんだけど。
それは私に対してもそうだから良い事なのか悪いことなのか。
2人には聞こえないような声で雅は私に伝える
私は聴覚過敏で小さな子の声や金属の擦れる音で具合が悪くなってしまう。他にも苦手な音は沢山あるが特にこのふたつがつらくなる。
それに音が沢山ある場所では聞き分けがしずらくなって友達と正常に会話が出来なくなる。
でも今のは聴覚過敏が原因では無い。
雅はふざけながらもちゃんと心配してくれている優しさが私にはとっても嬉しい















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。