どくどくと血が溢れ出す 。
なんで 、わざわざ
敵である私を 庇ったの ──── ?
こんなに深手を負ってまで
自分を犠牲にして …
もう何もかもがカオスで
頭の処理が 展開に追いつかない .
佐藤さんは フョードルが
私に攻撃しようとしたのを止めて
血まみれの状態だし 、
ニコライは意味深な顔をしていて
フョードルの圧に押し潰される 。
止まってる場合じゃない 。
人名第1 。
佐藤さんの命を
守らなければいけない 。
脈が浅い 。
段々 、息継ぎも遅くなっていって
目も開けてはくれない 。
微かに
私にだけ聞こえるような声で
彼女は一言
呪いの言葉を吐いた 。
「 ごめんなさい 」
今更 、なんで そんなに
ずるいことを云うの ────── ?
ありがとう
その言葉を云った
彼女は 冷たくなってしまった 。
なんてずるい最期だろうか 。
今の 、この気持ちに
名前をつけることが出来ない 。
大嫌いだった人が
呆気なく 亡くなってしまった 。
" ここに居る時は 幸せだった "
私は 零れた涙を拭って
立ち上がった 。
夢ちゃんは強くなったってことを
言いたかった 😢😢😢












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。