かなとが前を向いて歩き出す 。
私はため息をつきながら 、
セラフの隣を歩いた 。
田舎道を三人で歩く 。
朝の空気は気持ちいい 。
でも。
少し歩いたところで 、
私は足を止めた 。
見覚えのある景色 。
細い山道 。
大きな杉の木 。
そして 、その先へ続く一本道 。
セラフが振り返る 。
私はその道を指差した 。
あっさりと答える 。
かなとがきょとんとする 。
私は少し焦りながら言葉を続けた 。
セラフの目が少し細くなる 。
私は二人の前に立った 。
その言葉に 。
かなとは少しだけ目を丸くした 。
ふっと笑う奏斗 。
でも 。
その足は止まらない 。
セラフを肩を組み言った 。
'' 2人は人間とは違う ''
というのを私は再度実感した 。
セラフそう言って歩き出す。
慌てて私も2人を追いかけた 。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!