第11話

11話 パニックと◯◯
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2025/09/26 10:04 更新
昨日、あなたの下の名前ちゃんはカート君の家に泊まりました。
マックス
(誠に心配です…)

あの人、何気に妹いるから俺より女の子慣れしてるし、距離近いし、あなたの下の名前ちゃんになにするか分からないし…

マックス
…て、俺何考えてんだろ

やっぱ最近おかしいよねー…俺…………………、、。



こんなに心配になるのはあなたの下の名前ちゃんが可愛すぎるせいだ!
 



あなたの下の名前ちゃんの為に買ってきたお菓子をかかえ、俺はカート君の家のインターホンを押す。



マックス
…おかしいな、いつもならすぐ出てくるんだけど

まだ寝てるのかなー

そうだ、ハッキングで鍵解除させてビックリさせちゃおう。



マックス
お邪魔しまーす、あなたの下の名前ちゃーん、カートくーん。来たよー!

カート
…ちょ、助けて
あなたの下の名前ちゃんと、カートが狭いシングルベッドで寝ていた。
2人の足は絡み合い、あなたの下の名前ちゃんはカートの胸の中へすっぽりと抱きつき、安心しきった顔ですやすやと寝息を立てている。

マックス
は?
せっかく買ってきたお菓子を床に落としてしまった。

















私とカートはマックスに正座させられた。
マックス
はい!2人ともここに座って!!

カート
…はーい

あなた
はい…

マックス
あの、あのあの…昨夜は何をしていたんですかね?

あなた
カートと2人で遊んでたよね、だいぶ夜更かししちゃったっけ…

マックス
夜…遊んだっ!?

あなた
うん。夜遊んだ。
マックスも次遊ぶ時誘うよ。

マックス
3…ぴ…!!?

カート
あなたの下の名前ちゃん流石にそれは語弊あるわ…
お前も落ち着け。

カート
ゲームしてただけだって

マックス
じゃ、じゃあ何で朝あんな密着してたんですか!?

あなた
あ、あれは私が昨日の事で怖くなっちゃって、近くで寝てもらってただけだって…

カート
そうだよ、だからマックス?やましい事なんて一つも…

マックス
…はぁー、そうですか…

マックス
……

あなた
マックス…?

マックス
ごめん、ちょっと1人にさせて


カート
おい、待てよ
マックス
ごめん。
マックスは、顔も合わせずに玄関から出ていった。
あなた
ごめん、なんか私…怒らせるようなことしちゃったかな

カート
あなたの下の名前ちゃんは、ちゃんと異性との正しい距離のお勉強をしようか…座学で。









マックス
…はぁ




…冷静になって考えてみると、あなたの下の名前ちゃんと俺の関係はただの任務という、いつ途切れるか分からない細い糸に繋がれたものにしかすぎない。



任務が終われば、あなたの下の名前ちゃんは売り飛ばされるし、俺たちは何事もなかったかのように生活し続けられるだろう。


この前は出来もしない、社長を敵に回すような世迷言を吐いてしまった。

これらは全部、一時の血の迷いにすぎない。


全部頭では分かってることなのに。くだらない事で頭の中がいっぱいになっている。


こんなの俺らしくない。










こんなの、俺じゃない

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