第3話

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2024/12/27 06:23 更新


ギターの音で目が覚めた




音を立てない様に棺桶の蓋を開ければ




ギターをかき鳴らす最愛の兄がいた


朔間 (なまえ)
朔間 あなた
…兄さん?…あ〜ね、もう放課後なんだ


眠たい目を擦りながら欠伸を溢す




ピトッとほっぺに冷たいのが触れた


朔間 零
朔間 零
ほら、水。寝起きで頭回ってね〜だろ?


小さく頷いて水を受け取った




水を飲んで少しだけ目が覚めた




兄さんは手に持ってたギターをスタンドに置くと




私に目線を合わせるように目の前にしゃがんだ


朔間 零
朔間 零
…ごめんな、起こしちまったか?


申し訳なさそうに笑う兄さんに軽く首を横に振る


朔間 (なまえ)
朔間 あなた
兄さんのせいでは無い。元より、もう直ぐ起きる予定じゃったから…
朔間 (なまえ)
朔間 あなた
起きてすぐ兄さんの顔が見れて我輩、嬉しかったぞい♪



にぱっと笑うと兄さんは顔を抑えて上を向いた




兄さんはたまに発作レベルで悶えるからちょっと困る




まぁ、大袈裟すぎるけど分かりやすい愛情表現だから




心地よくて大好きだけど


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